木場らしい風景:やっぱり東京は水運の街
今日は打ち合わせで木場へ。
地下鉄の木場駅で電車を降りるところまではいつも通りですが、気分転換ということで今日は反対側の出口から出てみました。
すると、、、
よく見ると、写真右下に朽ちかけている階段があります。
この右手には、昔の船宿があったそうで、今でも「◯◯屋」という看板があるんです。
同じ東京都とはいえ、私が住む埼玉ギリギリのエリアと異なり、かつて「水運の街」として栄えた東京の姿を見ることができます。
いかにも木場らしい風景だと思いますよ。
ちなみにこの赤い橋は「新田橋」。
案内板を見ると、元の名は「新船橋」だったそうです。
しかし、この地で開業していた新田清三郎医師が、不慮の事故で亡くなった夫人の霊を慰めるために「橋供養」を行っていたことから、このように呼ばれることになった、とのこと。
たまに別の道を歩くと、こんな発見があるのですから面白いもんです。
それでは今日はこの辺で。
新車同然のジャガーEタイプ、、、だと!?
英国ジャガー・ランドローバーが、完璧にレストアしたジャガーEタイプを10台限定で販売する、というニュースがありました。
メーカーがレストアするんですから、間違いないと思いますし、「新車同然」なのもうなずけますね。
ジャガーはこのEタイプの大ヒットによって、「ジャガー=スポーツカー」というイメージを確立しました&確立してしまいました。
「確立してしまいました」の理由としては、あまりに完成度の高いクルマだったため、長らくEタイプの亡霊に取り憑かれることになったからです。
このへんの所感は、2月8日に「ジャガーが日本で苦戦するのはなぜ?」というタイトルの記事で触れていますので、お時間のある方はどうぞ。
ジャガー・ランドローバー社としては、レンジローバーのレストアモデルを販売したことがありますが、ジャガーブランドでのレストアは初めて。
それにしても、レストアして販売するクルマにEタイプを選ぶあたりが、、、
やっぱり亡霊に取り憑かれたまんまじゃないの(笑)と思わずにはいられません。
このように書くと否定しているように捉えられるかもしれませんが、私のスタンスはあくまでも良いものは時代を超越する、です。
亡霊上等!
こういうことを言うと、「オジサンの懐古趣味だ!」「進歩を拒む懐古主義だ!」と若い人たちから総スカンを食らうかもしれませんかね。
そういう気持ちもわからんでもないですが、良いものは良い、で問題ないと思うんだけどなぁ。
それでは今日はこの辺で。
ユナイテッド航空の強制降機騒動から「オーバーブッキング」について考えてみた
ユナイテッド航空が、オーバーブッキングを理由に男性乗客を機外に引きずり出した「強制降機」が大きな波紋となっていますね。
ここではユナイテッド航空の今回の対応については触れません。
今日は「オーバーブッキング」について考えてみたいと思います。
オーバーブッキングとは、航空会社やホテルがキャンセルが出ることを見越して、キャパシティ以上の予約を受け付けてしまい、当日になって数名分(数組分)の座席や客室を提供できなくなるというものです。
対応としては、航空会社なら別便に振り替える、というのがあります。ただし、その際には譲ってくれた客に対し、何らかのメリットがあるように取り計らうのが一般的です。
別記事によると、ユナイテッド航空はオーバーブッキングが発生すると、まずはカウンターで「400ドル出すから別便に乗ってくれないか?」と打診するそうです。それでも降りてくれる客が見つからないと、金額は800ドルに引き上げられ、最後の手段としては1350ドルまで提示するのだとか。
日本の航空会社の場合は、振り替えた便ではビジネスクラスなどにアップグレードすることで納得してもらうケースが多い、と聞いたことがあります。
ホテルの場合は、近隣のホテルに泊まってもらう、というのが一般的ですね。
で、今日のポイントは、振り替えをお願いする客をどうやって決めているのか、です。
私の大学時代の先輩がホテルマンとして活躍中(現在はある高級ホテルの総支配人)ですが、彼がまだ若きホテルマンだった頃に聞いたことがあります。
「オーバーブッキングの時に振り替えをお願いするお客さんって、どうやって決めてるんですか?」と。
「最優先するのは、ウェブサイトや電話でホテルに直接予約してくれたお客さん」だそうです。
その次が「旅行会社経由で予約したお客さん」とのこと。
ただし、旅行会社も千差万別ですから、ちょっと意地悪な質問をしてみました。
「その際に、旅行会社の序列ってあります?(笑)」と。
彼の口からは「あるよ」とは答えがなかったものの(そんなこと部外者にしゃべっちゃいけないでしょうし、私も期待はしていませんでしたw)、明確な否定の言葉もありませんでした。
彼の話(顔色)と、私が旅行業界誌記者時代に聞いた数々の裏話などと総合すると、大手旅行会社を利用したお客さんが振り替えの対象になることは、極めてまれのようです。航空会社については私はあまり詳しくありませんが、多かれ少なかれ似たような規準で振り替えをお願いするお客さんを決めているのではないでしょうか。
ということは、大手旅行会社を利用しておけば、料金自体はちょっぴり高くなりますが、そういうリスクが限りなくゼロに近くなるわけです。
差額はその保証料なのでしょうね。
例えば最大手のJTBの場合、仕入れる座席も客室数も半端な数じゃないですし、ホテルや航空会社が邪険にするはずありません。当然スケールメリットも出ますから、昔のイメージのような「高い」というのはかなり薄れてきています。
蒸し返すようで恐縮ですが、てるみくらぶのように格安を謳う会社の商品には、倒産だけではなく、オーバーブッキング時のリスクなども含まれていることを、消費者である私たちも肝に銘じておかなければなりません。
度を越えた安さは裏に何かがある。
消費者側に何もなくても、見えないところで誰かが泣いていると考えると、あんまり気持ちの良いものではありませんね。。。
それでは今日はこの辺で。
プレミアムカーの残価設定ローン(笑)
先日お出かけした際の駐車場で、私がクルマを駐めたすぐ近くに、メルセデスAMG S 63 カブリオレが駐車されていました。
画像:メルセデス・ベンツ日本公式ウェブサイト(http://www.mercedes-benz.co.jp/content/japan/mpc/mpc_japan_website/ja/home_mpc/passengercars/home/new_cars/models/s-class/a217.html)
妻が「あのクルマって、いくらぐらいするの?」と下世話なことを言うもんですから、思わず調べちゃいました。(私もたいがい下世話だw)
車両本体価格27,500,000円也!「にせんななひゃくごじゅうまんえん」って読みます。
続けて「ほんと、世の中にはお金持ってる人はいるもんだねぇ」なんて言うもんですから、「残価設定ローンでカップラーメン食いながらカツカツの生活してるかもよ?www」なんて笑いましたっけ。
で、これまた気になって調べてみたところ、このクルマを残価設定ローンで購入すると、、、
月々の支払いが129,200円也!
その場合でも頭金が5,128,930円也!こちらの読み方は「ごひゃくじゅうにまんはっせんきゅうひゃくさんじゅうえん」。
さらにさらに、残価設定なのでこの頭金を支払ったうえで、月々の支払いを5年間続けても、なんと9,160,000円も残っている(もう読めるようになりましたね?)という始末(笑)
いや、ホントすみませんでした。面白半分で支払いシミュレーションなんかしなきゃよかったwww
住む世界が全く違う人が乗るクルマなんだってことを、今さらですがあらためて理解した次第ですわ。
でも、こういうプレミアムカーに乗る人って、残価設定ローンなんて使うのかしら?
それでは今日はこの辺で。
『勝手に観光協会』の功績www
安齋肇&みうらじゅんの「勝手に観光協会」をご存じでしょうか?
http://www.discberry.com/kanko/index.html
『タモリ倶楽部』の「空耳アワー」でおなじみの安齋肇さんと、いろんなところで活躍中のみうらじゅんさんが1997年に『月刊アスキー』で始めた連載企画が発端だったそうです。
その後、掲載媒体を変えながらもずーっと続いていたこの企画。今ではウェブサイトに47都道府県すべてのネタが掲載されています。
SNSの普及により、世界中の旅行者が「勝手に観光協会員」として、訪れた先々を紹介しています。
でも、この2人は20年前にすでにそれと同じことを始めていたわけですから、その目の付けどころに感服です。もっと安齋肇さんとみうらじゅんさんの功績は讃えられて然るべきではないでしょうかwww
もう1点、当時は勝手に各地を訪れて勝手に紹介するのが「意外なこと」だったというのもわかると思います。だからこのような連載が成り立ったのでしょうね。
うーん、いい時代だったなぁ(笑)
今後どこかに出かけたら、この2人みたいにゆるーい感じでその地を見てみようと思います。
それでは今日はこの辺で。
赤レヴォーグの共演!
出かけた帰りに、お酒とおつまみを仕入れようと近所のイオンに寄ったところ、赤のレヴォーグを発見!しかも隣が空いてる!
ということで、並べて駐めちゃいました。勝手に写真を撮っちゃいましたが、最低限の加工をしましたのでご容赦ください!
左が我が家のレヴォーグ。よく見るとドアミラーがボディ同色とサテンシルバーという違いがあるほか、右の方のレヴォーグは、ヘッドライトのベゼルがブラックになっています。
ということは、厳密に言えば我が家の赤は初期モデルにのみ採用されていた「ライトニングレッド」、それ以降は現行モデルにも設定されている「ピュアレッド」という違いもあります。
色の配合は違うらしいのですが、ぱっと見は違いがわかりません(笑)
ホイールは我が家は17インチアルミ&キャップ、右の方のは18インチアルミでしょう。
リアはほとんど見分けがつきません。マニアックなことを言うと、バンパー下部のディフューザーの形状が若干違う程度。
惜しむらくは、私が戻ってきたときにもまだ2台並んでいたことです。つまり、彼(または彼女)は赤レヴォーグが2台並んでいるところを見ていない。。。
レヴォーグはかなり数が増えてきましたが、赤に出会うのはかなり珍しい。ましてや駐車場で隣に駐められる機会なんて、まずありません。
こんな共演を楽しむことができた、素敵な1日になりました。
それでは今日はこの辺で。
浅草橋こそ人形町?
今日、用事があって出かけたのは浅草橋。
この街に関する私の予備知識はゼロでしたので、街なかにある説明板を読んでみました。
右に写ってしまったホーム◯スさんは気にしないでくださいwww
あれもこれもという書き方の説明なので、内容がとっ散らかってますが、要はいくつかの町が合わさって「浅草橋」という町名が生まれました、ということ。そして、町名は神田川にかかる橋からとりましたよ、と。
その浅草橋の上から隅田川方面を眺めてみると、こんな景色。
屋形船の発着地なんですね。
独立前に勤めていた会社が隅田川のほとりにあったため、多くの屋形船が行き来するのを見てきましたが、そのうちの何艘かはここから出発していたのか。。。
JR浅草橋駅の東口階段を降りると、目の前を通るのが国道6号線。北に進めば、福島県のいわき市までつながっています。
この6号線沿いで目立っていたのは、人形屋さん。
全国区のあの老舗の本店もここでした。
にんぎょ〜うの きゅうげつ〜♫
ってテレビCMでおなじみの久月さん。
「惣本店」という字面と響きに迫力を感じます。
妙に外国人旅行者が多いなぁと思っていましたが、ひょっとしたらガイドブックなんかにジャパニーズ・トラディショナル・ドールズの名店がひしめく街として紹介されてるのかもしれませんね。
それぞれの人形店では、端午の節句の五月人形が店頭を賑わしており、外国人客もたくさん出入りしていました。ああいうの好きそうですもんね。
さてさて、東京には「人形町」という地名もありますが、現在の人形町は瀬戸物やガラス食器なんかの卸業者が多く、年に1度「人形町せともの市」が開かれています。
私が散策してみた印象でいえば、浅草橋の方がよっぽど「人形町」でした(笑)
なぜこんな違いが生まれてしまったのでしょうか?
教えて詳しい人!
それでは今日はこの辺で。