クラシックというより「カワイイ」が前面かな:ホンダ S660 Neo Classic
ホンダのアクセサリーパーツを手がけるホンダアクセスが、S660用のカスタマイズキットS660 Neo Classicを発売しました。
ネオ・クラシックといえば、1980年代〜1990年代初頭にかけてのクルマを指すという認識だったのですがね。
例えばフェラーリ512TRとか。
まあ、今日はそういうカタいことを言うつもりはなく、純粋にS660 Neo Classicについて書いてみようと思います。
まずはフロント。
NSXジュニアのような顔から一転、丸目の可愛らしいルックスになっていますね。
クラシックというよりは、かなりカワイイを強調する方向に振ったスタイリングじゃないでしょうか。
昨年の東京モーターショーで展示されていたこのへんのクルマの雰囲気もありますね。
右と真ん中を足して2で割ったらちょうどS660 Neo Classicの顔になるのでは?(笑)
この可愛らしさは、勝手な推測ですがダイハツ コペン Ceroを意識しているようにも思えますね。
画像:ダイハツ公式ウェブサイト
リアはクラシックカーっぽい、というか、フェラーリ的な丸型テールランプです。
可愛らしいフロントに対し、リアビューはずいぶんスポーティな印象ですね。
女性ユーザーを意識しつつ、男性に受ける要素も残しておいた、という意図なのでしょうか。。。
キット化しての販売ですから、こういうCGはわかりやすいですね。
公式ウェブサイトによると、純正アクセサリーとの同時装着ができない場合があるのだとか。
新車で購入する場合は関係ないかもしれませんが、中古のS660を購入してこのキットを装着する方は、ベース車両の仕様をよく見ておく必要があるので要注意ですね。
軽自動車ならこういうクルマの楽しみ方も大いにアリでしょう。
軽自動車の主流は、規格いっぱいのサイズの直方体で、四隅にタイヤを付けたという感じですが、もっとこんな遊びをメーカーとそのグループ会社からの提案があってもよいのではないでしょうか。
と、かつて軽自動車のドレスアップ雑誌の編集者だった私が偉そうに言ってみました。
それでは今日はこの辺で。
「エアポートリムジンを追いかければ渋滞にハマらない」はホント!?
今日は久しぶりに成田空港で取材で、エアポートリムジンの方にあれこれお話を聞いてきました。
制限エリアでの撮影だったため、私は勝手に写真を撮れず。なので、エアポートリムジンについての詳細はこちらからどうぞ。
エアポートリムジンは商品名というかブランド名なんですね。これを運行しているのは東京空港交通株式会社です。
お聞きしたメインの話は当該媒体で掲載されるため、ここでは書きませんが、インタビュー終了後、「エアポートリムジンといえば、都市伝説のような話を聞いたことがありませんか?」と雑談を切り出されました。
首都高速などでエアポートリムジンの後を追いかけて走れば渋滞にハマらない
というやつです。
渋滞を避けるため、またはハマるにしても最もマシな渋滞に突っ込むため、人工衛星でルートを細かくドライバーに指示しているから、という噂レベルの話は、おそらく耳にしたことのある人も多いと思います。
結論から言うと、この噂は本当だそうです!
運転士として採用された人は、まずは高速道路で運行されているリムジンバスの教習所で研修を受けるのだそうです。
そこでエアポートリムジンを高速道路でどうやって走らせるか、ルート選択するかという「リムジン走り」を叩き込まれるのだと教えてもらいました。
東京・箱崎にあるTCATに各バスに司令を出すコントロールセンターがあり、今ではルート選定だけでなく、走行する車線なども逐一ドライバーに無線で伝えられ、目的地まで最速で到着できるようになっているとのこと。
また、回送のバスをあえて渋滞にハマらせて、通過にどれくらい時間がかかるか、という実験まで行っているそうです。
なので、クルマで羽田空港や成田空港に向かう際に、近くを走るエアポートリムジンのオレンジ色のボディを見かけたら、後を追いかけるのが吉ですね。
まあ、そういう時に限って近くにエアポートリムジンがいない、って感じなのでしょうけどね。。。
いやー、都市伝説的な話でしたが、そんな企業努力によってバスが運行されているのだと思うと、次からはエアポートリムジンを使ってみようかな、と思ってしまいます。
今日も私は1000円バスで帰ってきましたけど(笑)
それでは今日はこの辺で。
こぼれ話シリーズPetit:ウィン・パレス・コタイの中はキンキラキン(笑)
ちょっと前に、マカオにあるウィン・マカオとウィン・パレス・コタイの噴水の規模について思うところを書いてみました。
特にウィン・パレス・コタイは私が泊まらせてもらったMGMコタイの向かい側ということでしたし、中を視察させてもらいました。
しかし記事にはならず、ネタとしては眠ったまま。
このへんで日が当たるところに出してあげましょう。
ということで、こぼれ話シリーズPetitということで、ウィン・パレス・コタイについて書いてみたいと思います。
まずは外観。
私たちは噴水のある側からしか見ていませんが、これが最も見栄えの良いアングルなのではないでしょうか。
1歩足を踏み入れると、そこはもう成金趣味の下品なキンキラキンの世界でした。
どこもかしこもキンキラキンです。
バーの内装なんて、日本人で感銘を受けるのは豊臣秀吉くらいしかいないんじゃないかとさえ思えるキンキラキン。
噴水を見ながら食事ができるレストラン「ウィング・レイ・パレス」もキンキラキン。
ある新聞社から参加していた、私よりもずっと年上の女性記者さんは、途中で「金色が多いから、なんだか金気にあてられてきたwww」って笑ってましたっけ。
館内の通路と通路が交差する場所には、おそらくとっても歴史的価値のある美術品が飾られていました。
この場所だけでなく、あらゆる場所にこういうのがありました。
ただね、何と表現すればよいのか、、、本来はしかるべき博物館や美術館にあってよいものを金に物を言わせて手に入れたというのが透けて見える感じだったんですよね(笑)
ウィン・パレス・コタイは、館内の装飾にゴールドだけでなく、花をふんだんに使用しています。
生花と造花を組み合わせているのですが、こんな風なオブジェを作っちゃうあたりは、日本人の感覚とは大きく異なるなあと感心(?)
ターンテーブルの上で擬人化されたサル(?)がシーソーに乗っているのですが、風水が関係しているようです。
ちなみに他の場所にもこういうディスプレイがあったのですが、そのうち1カ所は工事中でした(笑)
残念ながら、この日は客室の見学はできず。
その代わり、というわけではないのでしょうが、「SWステーキハウス」というレストランで、料理の撮影をさせてもらいました。
撮っただけで食べてないんですけどね。
ウィン・パレス・コタイの視察の直前に、MGMコタイの広報やマーケティングの方々とのランチだったので、1ミリも胃袋に余裕がなかったのはせめてもの救いでした。
私たちは噴水側からアプローチしたのですが、その際にはゴンドラに乗る必要があります。だから帰るときもゴンドラです。
私は絶叫マシンやバンジージャンプ、ジップラインなんかは平気なのですが、ゴンドラとかロープウェーといった中途半端な高さを中途半端なスピードで進む密閉された乗り物が大の苦手です。(観覧車とか地獄です)
身を固くする私の姿を見た女性誌の編集者さんには、「えー、全然怖くないじゃないですかー。のびーさん大丈夫ですかwww」って笑われましたが、こっちは生きた心地しねぇんだよ!
MGMコタイのキンキラぶりにも閉口した我々ですが、ウィン・パレス・コタイはそれ以上に気合の入ったキンキラぶりでした。
中国人はやっぱりああいうのが好きなんだろうか。ちょっと日本人の好みとは異なるんじゃないかなー、なんて思った次第です。
それでは今日はこの辺で。
吉祥寺の秋祭りまであとわずか!
我が家の家訓、じゃなくて、合言葉は「人間、弱ったら肉だ!」です(笑)
それで去る土曜日、妻と吉祥寺にあるお気に入りの焼肉屋に行ってきました。
この時期の吉祥寺は、9月の秋祭りに向けてお祭りムードになっていました。
サンロード商店街には提灯がズラリ。
私はこの街に6年半ほど住んでいましたが、なかなか熱いお祭りで、毎年楽しみにしていた覚えがあります。
土曜日は八幡神社までは行きませんでしたが、お祭りのときは境内に出店が軒を連ねて、縁日のような楽しい雰囲気に満ちた感じが好きでした。
私がこの街を離れた頃から、吉祥寺は住みたい街ランキングでトップを走り続けていました。おそらくその期間の秋祭りには、多くの人が街の外からもやってきて、それはそれは賑わっていたのでしょうね。
今はトップから陥落し、お祭りはピーク時ほどの狂乱ぶりではないかもしれません。
それでも「若者に人気のおしゃれな街」から「昔ながらの人情と情熱に溢れる街」へと変貌を遂げる2日間は、一見の価値があると思います。
今年の開催は9月8日(土)と9日(日)です。
お時間のある方はぜひ。
それでは今日はこの辺で。
鈴鹿10時間レースでベントレーのワークスチームが参戦!
この週末に開催された鈴鹿10時間レース。
結果はこちらからどうぞ。
私の注目は、6番目でフィニッシュしたベントレー・チームMスポーツ。
ベントレーのワークスチームが日本にやって来たんです!
しかもマシンは2代目のコンチネンタルGT3。
昨年発表された3代目コンチネンタルGTをベースに開発されたレースカーです。
画像:ベントレーメディアサイト
ベントレーといえば、1920年代にル・マンで5回も優勝した耐久レースの超名門です。
そんな歴史あるメーカーのチームが日本の耐久レースにやってきたんですから、ベントレーファンとしては嬉しいの一言。
ベントレー モータースポーツの公式ツイッターでは、来年もまた来るようなツイートがありましたから、次は全体の1番でフィニッシュするワークスチームのコンチネンタルGT3を見てみたいものです。
それでは今日はこの辺で。
勝手にタイアップ企画:プーケットの「ザ スレート」はプライベートで行ってみたいホテルだった
取材したものの、紙幅の関係やさまざまな「大人の事情」で記事化されなかったネタを書いていく「こぼれ話シリーズ」は何度か書いてきました。
これに加え、宿泊や食事を提供していただいたホテルなどが、記事化に至らなかった場合にここで紹介する「勝手にタイアップ企画」を、文字通り勝手に行っています。
というわけで、今日はプーケットで夕食をご提供いただいたホテル、ザ スレートのことを書いてみたいと思います。
ザ スレートは、プーケット国際空港にほど近い位置にあるラグジュアリーリゾート。
コンセプトは、かつてスズの鉱山で栄えたプーケットの歴史を感じられるリゾートということで、敷地内のあちこちにそういったオブジェが見られます。
例えば噴水はこんな感じ。
これが何を意味するかは不明ですが(笑)、スズ鉱山の何かを模しているのでしょう。
噴水の近くにはこんなものも。
TIN MINE(スズが埋まってる)だそうです。
あまりにストレートな表現に、我々一同は思わず失笑(笑)
こんなのもありました。
こういうのが得意なアーティストと手を組んで作っている、と説明されました。
敷地内は緑の芝生で覆われており、こんな階段状の場所もありました。
向かい側にはステージもあるので、この場所を使ってパーティーやイベントもできるそうです。
我々がここを訪れたのが18時くらいでしたから、すでに薄暗くなり始まっていました。おかげで客室の方に向かう頃には照明が灯り、ぐっと良い雰囲気に。
見学させていただいたのは、プール付きの客室。
ベッドルームはこんな感じです。
部屋が長方形ではないので写真を撮るのが難しかったのですが、窮屈さとは無縁ながら、広すぎない非常に使い勝手の良さを感じさせる内装でした。
テラスに出ると、バスタブとソファ、そして写真の奥にはプールが見えています。
アンサナ ラグーナ プーケットというラグジュアリーリゾートに泊まらせてもらっている身でありながら、我々ご一行様は口々にここにも泊まりたかったと不謹慎きわまりない発言を連発していました(笑)
プールのあるテラスの先にあるゲートを開けて外に出ると、こんな風景が。
いちいち雰囲気が良い、素敵なリゾートでした。
残念ながら時間帯が遅かったため、ビーチへは行けず。どのみちこの日のプーケットは全島的に波が高く、ここも遊泳禁止だったでしょうから見ても仕方なかったかも。
ザ スレートのメインダイニングも良い雰囲気。
ここもスズ鉱山をイメージした内装。
このレストランで私が最も気に入ったのがこちら。
ナイフとフォークの柄がスパナになってる!
ラグジュアリーホテルでありながら、こういう遊び心があるのは楽しいですねぇ。
残念ながら(?)、私たちが夕食をいただいたのはこのレストランではありません。
なんと、レストランへは池を筏に乗って渡っていくという趣向の場所でした。
雨が降ったらどうするんだろう?という疑問はありましたが、おそらく別のルートがあるのでしょうね。
レストランの中も、もの凄く良い雰囲気でした。
GMやセールスマネージャーなども同席でのディナーでしたし、何よりもこの雰囲気ですから、最低限の礼儀ということで「服装はスマートカジュアル」というドレスコードが設けられていたのも納得です。(一般のお客さんはカジュアルでOKなはずです)
帰り際には、こんなお土産をいただきました。
結構な重量がある金属製の本物のスパナかと思いきや、、、
ザ スレートの資料一式が入ったUSBメモリーでした!
いやー、こういうのは実は一番うれしい(喜)
アンサナ ラグーナ プーケットとはまた違った魅力に満ちたザ スレート。
遊び心たっぷりのリゾートでした!
それでは今日はこの辺で。
まさにシルバーアロー!ペブルビーチでメルセデスEQのスゴい奴が発表された!
メルセデス・ベンツがトンデモ電気自動車を発表しました。
1930年代に最高速記録を樹立したW125からインスピレーションを受けたというこのクルマですが、最高出力は驚きの748PS。最高速度は発表されていませんが、W125の記録が432.7km/hでしたから、これを超えるのではないかと私は見ています。
また、EVですからエンジンとは比べ物にならないほどの加速力も兼ね備えていると思われます。
そしてバッテリーは80kWhで、計算上の航続可能距離は400kmを超えるとしています。
こんなパフォーマンスのクルマでも、これだけの航続距離があるのだとすると、EVにおける航続可能距離の競争は完全に終わったと見るべきでしょうね。
コックピットはデュアルディスプレイ。
これこそが、私が子供の頃に見たSF映画に出てきた未来のクルマの姿そのものです。
そんな未来感たっぷりなのに、コックピットのフロアは板張り。
しかもシートはレザーという、未来とレトロのコントラストが素晴らしい。
やっぱり走りやデザインが前面に出ているコンセプトカーって、とってもワクワクしますよね。
2017年の東京モーターショーに出展した日本のメーカーが打ち出したコンセプトカーは、コネクティビティ&自動運転、エンタメ、環境が前に出ているように思えたのは私だけではないはずです。
誤解のないように記しておきますが、これらはモータリゼーションの未来にとってはどれも不可欠な要素になっています。
でも、クルマの開発って、やはり「よく走る」と「見た目がカッコいい」に最大のプライオリティがなければいけないと思うんですよね。
走りとデザインにおける発想力では、日本のメーカー各社はメルセデスに遅れをとっているのかな、と思わざるを得ません。
もう少し踏ん張ってほしいなぁ。
それでは今日はこの辺で。