タビグルマ雑記帳

仕事で触れることが多い「旅」と「クルマ」を中心に、いつも感じていることを書き綴っています。

CATVで見る各国政府観光局のCM

地上波の番組はほとんど見なくなりましたが、ケーブルテレビを契約しているので、J Sportsをはじめとするスポーツチャンネル、ナショナルジオグラフィックディスカバリー・チャンネルなどのドキュメンタリー番組などをよく見ています。

 

ケーブルテレビとはいえ、当然テレビCMも流れます。多いのは自動車保険がん保険など。その他に、外国の政府観光局によるCMもあります。今回は、外国政府観光局のプロモーション手法として、以前、ツーリズム系のシンポジウムの取材をしていたときに聞いた話を少し書いてみたいと思います。

 

ケーブルテレビやBSの視聴者は、地上波とは比べ物にならないくらい少ないと思います。それでも外国政府観光局がこういった番組に広告を出すのはなぜなのでしょうか。

 

それは、「ケーブルテレビやBS放送にお金を出す余裕がある人なら、旅行する割合も多いと推測されるため」だそうです。つまり、地上波で万人に訴求しても、かかった費用ほど効果が見込めないからのようです。地上波だとCM費用も高いでしょうしね。限られた予算の中で最大限の効果を得ようとすれば、この判断は間違いではないと思います。

 

最近ではインドネシア、マレーシア、フィリピンをよく見かけます。インドネシアとマレーシアは、テーマ曲をBGMにしてイメージ映像を流すという手法。おそらく世界中で同じ映像が使われていると思われます。

 

フィリピンについては少し言いたいことが。現在2パターンのCMが放映されています。1つは、フランス人の女性2人がフィリピンのビーチに来てリラックスする、というもの。もう1つは、韓国人カップルのパターン。女性があまり興味のなさそうな彼氏の手を引っ張ってフィリピンまで来る、というものです。

 

うーん、日本で放映するのに日本人バージョンがないというのは疑問です。予算の都合で日本人バージョンを制作できなかったのかもしれませんが、だったらインドネシアやマレーシアと同じように世界共通でいいんじゃないかなぁ、と。

 

費用対効果というのはどの世界でも重視されていますが、さて、フィリピンのCMは最大の効果を得られるでしょうか?

 

それでは今日はこの辺で。