タビグルマ雑記帳

仕事で触れることが多い「旅」と「クルマ」を中心に、いつも感じていることを書き綴っています。

昔から変わらない日本人の性格

本日放送分の『世界ふしぎ発見』(TBS系)で取り上げられたのは、四国のお遍路でした。今年はうるう年の丙申ということで、逆打ちをすると最大のご利益が得られるんだとか。そのせいもあって、特に今年はお遍路さんが多いそうです。

 

番組の中では、もともと僧の修行の道だったお遍路が民衆に広まったきっかけとして、1687年に板行された『四國遍禮道指南』を紹介していました。言ってみれば、お遍路のガイドブックです。

 

これを聞くと、ああ、日本人って昔からガイドブックとか好きだったんだなぁ、と思うわけです。特に江戸の街では「おいしいどじょう料理の店番付」のような、今のミシュランガイドブックに通じるものが、さまざまな料理ごとに刊行されていたとか、メンタリティはこの時代にすでにできあがっていたのでしょうね。

 

そういう歴史的な背景があるわけですから、ミシュランガイドの東京版ができるといったときに、「外国の本の編集者に何がわかるんだ!」という声が挙がったのも納得です。「そんなもん300年前から作られていて、その頃からうちの店は関脇以上だったぞ!」ってところでしょうか。

 

今ではその類のガイドブック的な役割はポケットに入るスマートフォンにとって代わられましたが、コンテンツには大差ないですよね。

 

さて、番組を見終わって妻が一言。

 

「歳をとったら私たちもお遍路しようか」

 

インドアな彼女が興味をひかれたのですから、TBSの思う壺ですな(笑)

 

それでは今日はこの辺で。