タビグルマ雑記帳

仕事で触れることが多い「旅」と「クルマ」を中心に、いつも感じていることを書き綴っています。

三菱自動車が日産・ルノー連合傘下ですか。。。

5月5日の記事三菱自動車の燃費データ改ざんについて触れました。

 

そして先日、日産と三菱が資本業務提携を発表。日産が2016年内に三菱自動車の株式の34%を取得する方針だそうです。これで三菱自動車筆頭株主日産自動車になるので、「資本業務提携」とはいっても事実上は日産の傘下に収まるということですね。

 

日産・ルノーグループの三菱自動車。。。

 

なんかしっくりきませんね(笑)

 

今後は三菱自動車は「強み」といわれているSUVやPHVといった分野に限られた経営資源を振り向けるそうです。ということは、もうディアマンテやランサー(エボリューション含む)、ギャランあたりの復活はないでしょうね。今後両社が軽自動車の開発に積極的に取り組むかどうかはわかりませんが、残るのはRVRとアウトランダーパジェロあたりかと。あとは日産と共同開発するEVがあるくらいですか。

 

さて、一連の報道では、どこの記事か思い出せませんが、軽自動車開発の関係者のコメントが出ていました。曰く「燃費性能を上げなきゃいけないのがプレッシャーだった」そうです。

 

余談ですが、この記事を呼んで真っ先に思い出したのが、何年か前に起きた朝日新聞の記事捏造騒動でした。

 

同社の記者が沖縄でサンゴ礁に傷をつけて「ダイバーによる環境破壊が進んでいる!」といった記事を書いて、その捏造が発覚したときに「常にスクープ的な大きなネタを求められるプレッシャーがあった」と言い訳していました。同じ物書きとしては、自分で傷をつけに行くバイタリティがあるならスクープなんて楽勝じゃんと思っちゃったわけですが、全国紙の新聞記者とお気楽な雑誌編集部の記者とではメンタリティに大きな違いがあるんでしょうかね。

 

大企業で働くと、何十人もの同期がいて、将来その中で誰が出世するのか、といったレースはあるのでしょう。大きな会社に勤めたことがない私は想像することしかできませんが、これも一種の大企業病なのだと思います。

 

さて、三菱の株価が急落したとたんに株式の取得に走った日産を、旧来の日本式思考で捉えれば「ハイエナのようだ」となりますし、カルロス・ゴーン社長をはじめ経営陣の決断の早さについては「さすが外資の合理主義だ」と評価する向きもあるでしょう。

 

ただ、三菱の窮地を日産が救ったという事実には疑う余地はありません。今後両社が共同で進めるEVの開発では、絶対におかしなことはしないでいただきたいものです。

 

それでは今日はこの辺で。