タビグルマ雑記帳

仕事で触れることが多い「旅」と「クルマ」を中心に、いつも感じていることを書き綴っています。

初めてリコールというものを経験

3月下旬に、富士重工からリコールのお知らせが届いていました。約2カ月たって、やっと今日、ディーラーで作業をしてもらいました。

 

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レヴォーグは電動パーキングブレーキを装備しているのですが、どうやらビークルダイナミクスコントロール(VDC)のプログラムに不具合が見つかり、イグニッションを切ってから一定の時間をおいて再度イグニッションをオンにすると、パーキングブレーキのモーターが作動し続けて損傷し、電動パーキングブレーキを解除できなくなる、という不具合だそうです。技術的な詳細はわかりませんケド。

 

もしこれが「ブレーキが効かなくなる恐れがあります」という内容ならすぐにディーラーに行ったのですが、まあ止まらない不具合じゃなくて走り出せない不具合なので、他人を傷つけることもないだろうと思い、今日まで放っておきました(笑)幸い購入から1度も解除できないなんてことはありませんでしたしね。しかも、この案内が届いた頃からゴールデンウィーク明けまで仕事が立て込んでいたもので。

 

で、今日は約40分くらいでリプログラミングと洗車までしてもらっちゃいました。これでパーキングブレーキの不安はなくなりました。初めてリコールというものを経験しましたが、「ディーラーに行ったらついでに何か勧められるんじゃないか」なんて思っていたのは杞憂でした。さすがにこのご時世にそんなえげつないことをするディーラーはいないと思います。(「他に気になる点はございませんか?」くらいは聞かれるかもしれませんが)

 

よく「あのメーカーはリコールばっかりだ」と憤慨されている方がいますが、正直にリコールを出して無償点検・修理をしているうちは健全だと思います。一番まずいのは、不具合を認識していながらひたすら隠そうとすること。

 

かつて、リコールを出すべき不具合を隠し、事故が頻発してけが人まで出て、しかも内部の従業員が良心の呵責に耐えられずにその情報をリークして、やっと明るみに出てから「不具合でした」って発表したM菱自動車が、現在どんな状況になっているか。

 

しかしまあ、M菱だとか都知事だとか、「バレなきゃいいだろう」ってのが多すぎて情けないですよね。日本人が本来持っていた精神はどこに行っちゃったんでしょう。

 

M菱にも都知事にも、江戸時代の人たちが子供に善悪を教えるときによく言っていた言葉を贈りたいと思います。

 

「誰が見てなくても、お天道さまは見てるんだから悪いことはしちゃいけねぇんだ」

 

それでは今日はこの辺で。