タビグルマ雑記帳

仕事で触れることが多い「旅」と「クルマ」を中心に、いつも感じていることを書き綴っています。

マラソン大会や駅伝大会で人を集めるには?

5月18日の記事「湘南国際マラソン、いざゼロ関門へ!」で書いた湘南国際マラソンのエントリーは無事に終了。先ほど参加料も支払ってきたので、これでエントリーが完了しました。

 

ゼロ関門突破です!(笑)

 

当日は、大磯プリンスホテルがメイン会場になり、西湘バイパスなどが通行止めになります。沿道の皆さんにはご迷惑をおかけしますが、年に1度のお祭りとして、沿道での応援・観戦を楽しまれているような地元の皆さんもたくさんいらっしゃいます。

 

2回目の出場となった2013年は、25kmから足の感覚が薄れていき、だましだまし残りを走りました。藤沢のあたりでエアーサロンパスを貸してくれた男性35km手前で超ハイテンションで励ましてくれた男子中学生2人組は特に印象に残っています。

 

そんな風に、地元の皆さんも楽しんでいただけている大会は、必然的に人気が高くなります。よって、地元への経済効果も高くなるようです。

 

ちなみに湘南国際マラソンの場合、前泊のため横浜から小田原にかけてのビジネスホテルはほぼ満室になります。私も初マラソンから3回目までは平塚、茅ヶ崎、藤沢にそれぞれ前泊しました。夕飯を食べようと定食屋に入ると、店内にはランニングシューズにジャージ姿の人が何人もいるくらいです。

 

さて、近年のランニングブームにあやかろうと、全国各地で市民マラソン大会や駅伝大会が開かれています。観光地としてのアピールもしたい、という思惑があるとのこと。しかし、中には参加者がなかなか集まらずに苦戦する大会も多いと聞きます。

 

これだけ大会が増えてくると、よほど特徴的な大会にしなければ人を集めるのは難しいのではないでしょうか。

 

東京・お台場で毎年開催され多くの参加者を集めている「スイーツマラソン」なんていうのは、特徴を出した大会の極みだと思います。

 

マラソン大会には水やエネルギーとなる食べ物を置く「エイドステーション」があるのですが、スイーツマラソンではケーキなども置かれています。

 

「走ってカロリーを消費するんだから甘いものを食べてもよい!」という「言い訳」を大会側が用意してくれているので、特に女性ランナーに人気の大会になっています。前職の先輩デザイナーさんも参加したことがあり、楽しかったと話してくれました。もともと食が細い人なので「そんなに食べられなかった」とは言っていましたが。。。

 

マラソンではありませんが、東日本大震災からの復興を兼ねた自転車のファンライド「ツール・ド・東北」も大いに賑わっているそうです。あと、外国人のライダーも増えているという「しまなみ海道」のファンライドも大人気らしいですね。

 

ホノルルマラソンのように1970年代から開催されてきた老舗大会や、10人の亡霊を背負って走る超人気・超難関の東京マラソンのような大会であれば、黙っていても人は集まります。でも、新興の大会の場合、実施する「だけ」では人が集まりません。

 

これから大会の実施を企画している自治体などがあれば、ランニングや自転車がブームを通り過ぎ、一過性でない「レジャー」として浸透していることを念頭に入れてほしいと思います。せっかく実施するなら成功してほしいですしね。

 

大会にどんな意味を持たせるのか、各地のアイデアマンの手腕に期待しましょう。

 

それでは今日はこの辺で。