タビグルマ雑記帳

仕事で触れることが多い「旅」と「クルマ」を中心に、いつも感じていることを書き綴っています。

フォードその後…

今年1月に「フォード、日本市場から撤退」という衝撃的なニュースがありましたよね。でも、その後はフォードから何も聞こえてきません。新型マスタングの発表を控えていたタイミングだけに、楽しみにしていたファンも多いと思います。

 

フォード・ジャパンのウェブサイトには、今も「Important Announcement お客様へ」が掲載されていますが、その後の動きについて発表は特にないようです。一番驚いたのは、フォード・ジャパンの従業員でさえこのウェブサイトや報道で撤退を知った、ということです。びっくりしただろうなぁ。

 

上記のアナウンスには「撤退後もアフターサービスや保証の提供を継続することをお約束いたします」とあります。しかし、その前の文に「フォードおよびリンカーンの販売会社が〜」とあるため、すべて販売会社に押し付けるつもりなのかな、ともとれる文面です。まだ見ていない方は一度ご覧になってください。

 

フォード・ジャパンの本社と広島の事業所はもちろんのこと、豊橋VDCとトレーニングセンター、千葉のパーツディストリビュートセンターをどうするか、ということも全く見えていません。フォード・ジャパンの従業員数は約160人ということでしたが、VDCで働く整備士たちは、フォード・ジャパンから整備業務を受託した業者の社員である可能性が高いです。そういった業者への説明などもどこまで進んでいるのでしょうね。

 

かつてオペルが日本市場から撤退したときは、ヤナセがアフター関連を一手に引き受けるということで影響を最小限に抑えていた記憶があります。そういう前例を見習うことはできなかったのでしょうか。

 

そして今後、マスタングのファンは並行輸入に頼るしかなくなるというのが気の毒でなりません。

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出典:フォード・ジャパン ウェブサイト(http://www.ford.co.jp/cars/new-mustang

 

うーん、根拠はありませんが販売会社に押し付けてドロンじゃないのかなぁ。嫌な予感がします。

撤退するならきちんとした手順でいなくなってほしいものです。

 

それでは今日はこの辺で。