ハイパフォーマンスブレーキはどんな走り方の時に必要?
バタバタしていて今日も日付が変わっちゃいました。。。
クルマ関連の書き物で「そのクルマの売り」をまとめるような仕事をしていると、よくあるのが「ブレンボ製ブレーキ搭載で強大な制動力とブレーキレスポンスを発揮します」なんてことを書く時があります。
ブレンボといえば、ブレーキシステムのトップブランド。さまざまなメーカーとOEM供給しており、日本のメーカーではレクサスRC Fや日産GT-Rで採用されています。また、モータースポーツでの採用率も非常に高く、今や必要不可欠なブレーキシステムのサプライヤーと言えます。
恥を忍んで白状すれば、私はブレンボのブレーキを装備したクルマに乗ったことがありません(汗)
なんか開発のタイミングと記事作成のための試乗のタイミングが合わなかったんですよねぇ。プライベートで販売店に行って試乗させてもらえばいいじゃん、とおっしゃるむきもあるでしょうが、過去の取材を通じてディーラーのスタッフの大変さの一部を知ってしまっているだけに、私の自己満足のために試乗させてくれ、とも言いづらいのです。
意外と小心者なんです(笑)
で、この手の文章を書いている時に気になるのが、このハイパフォーマンスブレーキが本当に必要になるのはどんな乗り方の時なのか、ということ。
文章では「スポーツ走行やサーキットで走りを楽しむ場合に〜」なんて書くことが多いのですが、そういう乗り方をする人ってどれくらいいるんでしょう。
みんながみんな峠を攻めに行くわけじゃあるまいし。
そりゃフェラーリとかランボルギーニみたいなスーパーカーであれば、パワーに見合った最大の制動力を発揮してくれるブレーキが付いていないとイヤです。ウン千万円も出して買ったクルマのブレーキがシングルピストンのスライドキャリパーだったら泣けてきますし。
だから、2リッターくらいのエンジンで最高出力が250PS未満でもブレンボブレーキの付いたクルマの場合、サーキットを走行するくらいじゃないとブレンボの性能ってフルに発揮できないんじゃないかと思うんです。
まあ、ホイールのスポークの隙間から「brembo」ってロゴが入った赤とかゴールドにペイントされたキャリパーが見えていることが重要だ、というのはよく理解しています。
ルノーが現行ルーテシアをリリースした際に、ルーテシアR.S.のブレーキがブレンボじゃなくなったということで、一部のエンスージアストからブーイングがありました。あれは性能に対するものというより、あのロゴが入ったキャリパーが消滅したことに対するブーイングだったのでしょうね、大半は。他のホットハッチより価格も良心的でしたからね、ルーテシアの場合。
こんな風に書いていると、日常使いがメインの人はブレンボなんか要らないって言ってるように受け取られるかもしれませんが、、、
ブレンボの赤いキャリパーって、カッコいいよね
というのが本音です(笑)
ただ、どの程度の走り方だとブレンボの恩恵を受けられるのかな、と常々疑問に思っているものですから。
それでは今日はこの辺で。