上半期・新車乗用車販売台数ランキング
うっかり自販連のウェブサイトをチェックし忘れていました。
2016年上半期の新車乗用車販売台数ランキングが出ていたんですよね。
ランキングで気になった点を書きなぐっておきたいと思います。
(1)どうせ1位はプリウスでしょ
予想どおり上半期の1位はプリウスでした。上半期すべての月で1位。青山学院大学の箱根駅伝も真っ青の完全優勝です。フルモデルチェンジで好き嫌いがはっきり分かれるデザインだと思っていましたが、蓋を開けてみれば絶対王者ぶり。面白みには欠けますが、これが市場が出した答えですから、まあ、しゃーない。
(2)シエンタも売れてたんですね
2位のアクアは想像通りでしたが、3位のシエンタは私の想像とちょっと違っていました。こんなに売れてたんですね。こちらもモデルチェンジ後の販売が好調のようです。サッカーのコロンビア代表、ハメス・ロドリゲスをテレビCMに起用している意味はサッパリわかりませんが。
(3)マツダ、スバルも健闘
自ら「弱小メーカー」と言ってしまっているマツダや、アイサイトという他メーカーと異なる武器を持つスバルが健闘していると言えます。デミオが12位、インプレッサが19位ですからね。マツダは他にもCX-5(28位)とCX-3(29位)がトップ30入り。スバルもフォレスターが26位に入っています。
(4)台数勝負ならコンパクトは強い
いろんな評価がありますが、台数を稼ぐという意味ではコンパクトカーは強いですね。低めの価格設定と必要十分な性能と装備ということで、営業車として導入する企業も多いと思います。ランキングはそれを如実に反映しており、ホンダ・フィットは4位、日産ノートが5位、トヨタのヴィッツも9位にいます。トップ10はハイブリッドとコンパクトといういつもの顔ぶれになりました。
(5)そもそも三菱は圏外だった
燃費の不正が発覚して以降、三菱のクルマは売れなくなっているようですが、1〜3月のランキングでもトップ30に三菱車が見当たりません。「三菱は売れてねーなー」って漠然とした印象はありましたが、このランキングを見てそもそも圏外だったという深刻な状況を再確認しました。
台数で見るランキングですから、おそらく今後もトップ10の顔ぶれはさほど変わらないと思います。あっと驚くようなクルマがプリウスとかアクアに割って入ってきたら面白いんだけどなぁ。
それでは今日はこの辺で。