本来GTに強みがあったはずのフェラーリ
昨日、先輩ライターたちと打ち合わせをしたのですが、その際の雑談でフェラーリの話になりました。
先輩ライターK氏が言うには、「フェラーリってスーパーカー的なイメージが強くなっちゃってるけど、本来はグランドツアラーに強みがあったはずなんだけどなぁ」とのこと。
たしかに私もフェラーリとえいば、テスタロッサや512TR、F40といった80年代のスーパーカーや、エンツォ・フェラーリにラ・フェラーリのような「本当にこれで公道を走っちゃっていいんですか」と聞きたくなるような、スーパーパフォーマンスカーというイメージがありました。
現行モデルで言えば、ベルリネッタやGTC4Lussoあたりの存在感がイマイチ希薄というか。。。FFが出たときも、フェラーリファンからは「4シーターなんてフェラーリじゃない!」なんて声が聞こえてきました。
このブログでも「高騰するクラシックカー市場」で触れたオークションで45億円で落札額が付いたのは、1962年式250GTOでした。この250系はどれも威風堂々としたグランドツアラーですし、365GT2+2なんてのもまたグランドツアラーらしいルックスの名車だと思います。
そういう意味では、「4シーターなんてフェラーリじゃない!」なんて叫んでいた人はちょっと恥ずかしくなっちゃうでしょうね。
こんな背景を知っておくと、ひょっとして現行モデルで最もフェラーリの伝統を受け継いでいるのはGTC4Lussoあたりなんじゃないかとさえ思えてきます。
出典:フェラーリ・ジャパン公式サイト(http://www.ferrari.com/ja_jp/#)
これも好き嫌いになっちゃうんでしょうけど、見ているうちに愛おしくなってくるGTC4Lussoなのでした。
ちなみにGTC4Lussoのお値段は、私がこんなお気楽ブログでなんぼ「愛おしい!」とアピールしても¥34,700,000也。ビタイチ下がりゃしません。
ま、語るだけならタダですから(笑)
それでは今日はこの辺で。