読むと旅に出たくなる本の話:その1『深夜特急』
今日は趣向を変えて本の話でも。
タイトルに書いたとおり、読むと旅に出たくなる作品を紹介しましょう。不定期でちょくちょくやろうと思います。
1回目はこちら。
ベタといえばベタですが、やっぱりこれは外せません。文庫版だと全6巻の『深夜特急』。沢木耕太郎青年が旅した物語です。
私が読んだのは大学生のときだったかな。
特にインパクトが強かったのは第1巻「香港・マカオ」。
旅に出ようとする沢木青年の熱が、ページが焦げちゃうんじゃないかと思うほどに伝わってくる冒頭。日本を離陸する際に、心の中で飛行機を応援するくだりなんかは大笑いして読んだ覚えがあります。
そして向かった香港やマカオで沢木青年が見た世界は、今の香港・マカオとは全く異なる景色。キレイに整備されている今の香港やマカオの魅力が薄れるわけではありませんが、当時の香港やマカオの様子も見てみたかったな、とも思います。
猥雑ながらエネルギーに満ちたアジアの都市で、沢木青年がさまざまなことを感じ取っていく姿に、ああ、俺も旅に出たい!と本気で考えるようになるはず。
この『深夜特急』ですが、1巻目のインパクトがあまりに強すぎて、正直言って2巻目以降はよく覚えていません(笑)
うーん、こうやって書いているとどこかに行きたくなっちゃう。
それでは今日はこの辺で。