トヨタが世界販売台数で首位陥落らしい
各種ニュースで、2016年の世界販売台数でトヨタが首位から陥落する見通しとなった、と報じられていますね。
首位に立つと見られているのはフォルクスワーゲン。中国市場での販売が好調のようで、北米でのディーゼルエンジンの燃費改ざんによるイメージ悪化なんて、中国では払拭してしまったようです。そもそも中国の人からすれば、「改ざん?何それ美味いの?」的な捉え方だったのでは?
そんな小さなことにこだわる中国市場ではない、ということなのでしょうねwww
それにしても、フォルクスワーゲンの販売台数の市場別内訳は、中国は4割にのぼるんだとか。今や中国は自動車販売における世界最大の市場ではありますが、逆に4割も中国市場に依存しちゃって大丈夫なの?とさえ思えてしまいます。
しかしまあ、自動車業界もメーカーごとのシェアをやたらと気にしますよね。日本国内のビールメーカーほどではないにしても、「トヨタが1位だった」とか「フォルクスワーゲンが肉薄」とか、メディアも好きだなぁ。
1990年代から2000年代にかけて、自動車業界は買収や合併などが相次ぎ、大きな再編がありました。だから「フォルクスワーゲンが首位に!」と言われても、そこにはアウディやポルシェ、マニアックなところではシュコダなんかも含まれるわけで、トヨタだってレクサスブランドとダイハツ、スバルを合算した数です。
私の印象では、自動車メーカー同士の競争というよりは、航空業界におけるアライアンス同士の競争のように思えてしまいます。
とはいえ、トヨタが風邪をひけば日本経済が打撃を受ける、なんて言われるほどトヨタグループの状況というのは影響力が大きいもの。それに世界に冠たる日本企業の代表でもありますから、首位陥落と聞くとやっぱり気分が悪いものです(笑)
来年以降の首位奪還に期待しましょう。
それでは今日はこの辺で。