タビグルマ雑記帳

仕事で触れることが多い「旅」と「クルマ」を中心に、いつも感じていることを書き綴っています。

「そうだ 京都、行こう」は新緑の季節こそぴったり!→永観堂のおもひで

今から何年も前ですが、妻とこの時期に京都に行ったときのことを書いてみましょうか。結婚した翌年で、京都府に住む妻の祖父母への挨拶を兼ねて1泊2日の旅行でした。

 

二条城の近くに宿泊したため、2日目は二条城観光からスタート。

 

二条城は幕末のエポックメイキングな場所であるということからも、一度行ってみたいと思っていた場所。当時ハマっていた夢枕獏の『陰陽師』シリーズに登場する神泉苑にも近い(というか二条城のあたりも神泉苑の敷地だったんでしたっけ?)ということで、古の空気を吸ってみようというのもありました。

 

二条城では、大政奉還が諸大名に発表された大広間もさることながら、敷地内の緑がとてもきれいなのが印象に残りました。

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そして午後は哲学の道をぶらぶらしようと東山方面へ。

 

バスを降りて哲学の道に向かう前に寄ったのが永観堂禅林寺でした。

 

このお寺、紅葉があまりにも有名で、秋には多くの人が訪れます。当時勤務していた会社の同僚(元新聞記者で京都支局配属経験あり)が、「紅葉の時期の永観堂なんて行くもんじゃない」と言うほどですから、風情もへったくれもないんでしょうね。

 

ところが新緑の季節はこうでした。

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人っ子一人見当たりません(笑)

 

もちろん境内はとても静かで、縁側で庭をのんびり眺めるカップルもいたくらい。

 

みかえり阿弥陀像のある阿弥陀堂への経路も新緑に色づき、本当に気持ちよかったです。

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ちなみに「みかえり阿弥陀像」は国の重要文化財です。

 

これは阿弥陀様が永観を先導する際に「永観、おそし」とやさしく振り返る瞬間を表したものだそうです。詳しくは永観堂の公式ウェブサイトからどうぞ。

www.eikando.or.jp

 

新緑の永観堂を堪能した我々御一行様は、哲学の道から慈照寺まで歩きましたが、正直に行って永観堂の感動が強すぎて、あまり印象に残っていません。慈照寺なんて銀閣が修復工事中と知るや「じゃあ、門まででいいね」と中にさえ入らない始末(笑)

 

人が多くて嫌んなっちゃった、ってのも大きかったです。

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繰り返しになりますが、結論としては新緑の季節こそ「そうだ 京都、行こうです。

 

この時期に京都に行かれる方は、ぜひ永観堂に行ってみてください。静かでオススメですよ!

 

それでは今日はこの辺で。