タビグルマ雑記帳

仕事で触れることが多い「旅」と「クルマ」を中心に、いつも感じていることを書き綴っています。

日本撤退から10年以上が経過したオペル、一般的な知名度は。。。

日本は言わずと知れた自動車大国。これだけメーカーがありますからね。

 

国内の市場規模もそれなりに大きいですし、この市場を狙って海外メーカー勢も必死に売り込みをかけています。

 

競争が激化するのは当然で、中には夢破れて日本を去る海外メーカーもあります。例えば昨年日本から完全撤退したフォード。2000年代前半に日本にやってきたものの、まったく売れなかったヒュンダイもそうでした。

 

もう少しさかのぼると、オペルもありましたね。ヤナセが販売していた1990年代半ばには、年間登録台数が4万台に近づくなど、街中でもオペルのエンブレムを見る機会はそれなりにあったように記憶しています。クルマ好きの方なら「アストラ」や「オメガ」、「ベクトラ」なんて車種を覚えているのではないでしょうか。

 

自転車レースのツール・ド・フランスなんかを見てると、オペルのクルマがチームカーとして使われていたりしますから、ヨーロッパではかなりポピュラーな存在。しかし、日本では2006年に販売が終了すると、すっかり忘れられた存在になっちゃいました。

 

余談ですが、ちょっと気になったのでオペルのウェブサイトをのぞいてみたら、ベクトラの後継機種とされている「インシグニア」に目が留まりました。

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画像:オペルメディアサイト(http://media.opel.com/media/intl/en/opel/home.html

 

あまり大きな声では言えませんが、グリルはマツダ、ヘッドライトはスバルにそっくり!

 

しまった、文字サイズを大きくしちゃった。。。

 

このように書くとオペルが悪者みたいですが、実施にはオペルマツダとスバルに寄せたというよりも、マツダとスバルがオペルのエッセンスを失敬した、という方が正しいようにも思います。日本のメーカーでも特にこの2社は、欧州車をベンチマークしてクルマづくりをしているわけですし。

 

余談おわり。

 

女子テニスのスター選手で日本でも大人気だったマルチナ・ヒンギスは、ウェアにオペルのロゴが入っていましたし、日本で放映されたヴィータやヴェクトラのテレビCMにも出ていました(プレー中の映像を切り貼りした感じでしたけど)。それがもう20年前の話ヒンギス効果も手伝って、オペルはそれなりの知名度だったはずです。

 

日本での販売を終了して10年以上経過すると、一般的な知名度というのは低くなるんだなぁ、とあらためて感じています。クルマ好きではない人に「ドイツ車メーカーを挙げてちょうだい」と頼んでも、オペルはなかなか出てこないと思います。若い人ならなおさらです。

 

遠くない将来、フォードもそうなっちゃうんだろうか。

 

それでは今日はこの辺で。