キャデラック XT5 CROSSOVER登場、売れる気配を感じない。。。
キャデラックの新型SUV、XT5 CROSSOVERが発表されました。
縦長のヘッドライトは現在のキャデラックを象徴するモチーフで、外観はなかなか良いように思います。
以下、内外装の写真はすべてキャデラック公式ウェブサイト(http://www.cadillacjapan.com/xt5-crossover/model-overview.html)より
「ラグジュアリー」と「プラチナム」の2グレード展開で、写真を見る限りでは内装だって悪くはなさそう。
しかし、落とし穴は仕様にありました。。。
なんとステアリングが左のみの設定。
同等サイズのSUVを例に挙げると、メルセデス・ベンツのGLEは全グレードでステアリングは右仕様。AMG GLE 63だって例外ではありません。
輸入車は左ステアリングじゃないとリセールバリューが低くなる、なんてご意見もあろうかと思いますが、そもそもキャデラックのクルマのリセールバリューがそこまで高いとは思えません。
だいたい全幅が1915mmって、米国では「ミドルサイズSUV」かもしれませんが、日本では馬鹿でかくて扱いにくいSUVですよね。スバルがレガシィの全幅を1840mmにしたところ、「大きすぎる」って理由で国内で売れなくなっちゃったほど。
ステアリング位置も含め、やはり各市場に合わせたクルマを投入しないと売れないと思うんです。
それでもこれが売れないと、またトランプ大統領が怒るんでしょうかね?(笑)
Jeepブランド以外のアメ車に売れる気配を感じませんねぇ。
そのJeepは、ラングラーの指名買いにあぐらをかかず、日本や欧州で好まれそうなサイズのコンパクトSUVであるレネゲードを投入し、見事に販売台数を伸ばしています。
GMはこういう世の中の流れをもう少し研究した方がよいと思うのですが。。。
それでは今日はこの辺で。