江戸城の名残、田安門!(日本武道館で後輩たちの応援のついで)
昨年も書いたこの大会から1年が経ちました。
そして今年もまた中学時代の同級生の引率で、私も少年時代に通っていた剣道の道場の子どもたちが、この大会に参加するためにやってきました。
結果は残念でしたが、深夜2時30分に出発してやってきて、まともなコンディションで試合をするのは難しい。
それよりも、全国には同年代の剣士がこんなにいるんだ、という経験を今後の稽古に活かしてもらいたいと思います。
さて、日本武道館はその昔は江戸城があった場所に建っています。1964年の東京オリンピックで正式種目として採用された柔道の会場として建設されたんですよね。
江戸城は度重なる火災などで現存する建物は非常に少ないのですが、九段下駅から最も近い田安門は、案内板の説明によると数少ない江戸城総構完成当時の様子がわかる貴重な建物なのだそうです。
こちらは九段下駅から向かうと正面にあたる高麗門です。
ご覧のように今は「北の丸公園」への入り口となっています。
高麗門をくぐるとすぐ、右に見えるのは櫓門です。
櫓門は高麗門と直角の位置関係にあり、田安門は典型的な「枡形門」と総称されるつくりとなっています。
城郭の門はいわゆる防御施設ですから、これを破るのはまず無理。
だって、こんなに分厚いんですから!
この門の大きさからだけでも、江戸城の規模の大きさがうかがい知ることができます。
日本武道館でのイベントが目当てだと、気に留めずに通り過ぎてしまう田安門ですが、ほんのちょっと足を止めて門を見上げるだけで、タイムスリップできる気がしますよ。
それでは今日はこの辺で。