グアムのガイドよ、「よっこいしょういち」が通じる世代は減りつつあるぞ
今日は終戦記念日。
いろいろ思うところはありますが、ここでどうこう書くつもりはありません。
とはいえ、過去に何があったかを、客観的事実に基づいて知っておくことは非常に重要だと考えます、とだけ主張しておきます。
先月のグアム出張の話ばっかりで申し訳ないのですが、現地でリバークルーズに参加したときのガイドが、階段を登るときに「よっこいしょういち!よっこいしょういち!」と言っていた話です。
念のため書いておきますが、この元ネタは太平洋戦争終結後、28年間の長きにわたりグアムのジャングルに潜んでいた旧日本軍の元軍曹・横井庄一さんにちなんだもの。
オッサンたちが立ち上がるときに「よっこいしょういち」なんて、ネタとして言っているのを聞いたことがあるでしょう? 文字にして説明するともの凄く恥ずかしいですね(笑)
このリバークルーズで訪れる川は、その横井さんが潜んでいたジャングルのすぐ近くで、こんな感じの場所を通ります。
しかも途中で下船し、グアムの先住民であるチャモロ人の遺跡(建物の土台であるラッテストーンがある)や、チャモロ人が住んでいたといわれる洞穴などを見ることができます。
ラッテストーンです。これだけ見ても何かわかりませんね(汗)
この洞穴↑に行くまでの階段を登るときに出てきたのが、前述の「よっこいしょういち」だったってわけです。
これ以外にも「レッツゴー!ヒロミゴー!」とか、なんでお前らがそんな名前を知っとるんじゃwというツッコミどころ満載のツアーでした。
参加者を楽しませようという彼らなりの工夫なのでしょうね。ある意味ではネズミの国のアトラクション「ジャングルクルーズ」よりも面白かったです(笑)
ただ、このガイドたちのネタ、お察しのように微妙に古いため、若い参加者は即座に理解できていなかったようです。
チーム・メディアの最年少、24歳の女子に「横井庄一さんって聞いてピンとくる?」と尋ねたところ、、、
「うーん、何かで聞いたことはありますけど、何をした人かは知りません…」
とのことでした。やっぱりね。。。
これも戦争の記憶が風化していく一例なのでしょうか。
ちなみにチーム・メディアの最年長は60代のM.Oさん。このガイドから「横井さん!横井さん!」って呼ばれてました(笑)
いずれにしても、「よっこいしょういち」が通じる世代は減りつつあります。グアムのガイドさんたち、若者に通じる新しいネタの準備にかかった方がいいよー。
それでは今日はこの辺で。