2017年遠征登山(その1):白馬岳登山→燕岳登山になった経緯
今年の遠征登山の記録を何回かに分けて書いてみようと思います。
行き先が白馬岳と決まったことはこのブログでも書きましたし、ヘルメットなどの装備も万端整えたことも書きました。
9月2日の記事には、そのあたりのことが書いてありますので、お時間のある方はぜひ。
直前になってT君のスケジュールのオーバーブッキングが発覚し、N君と私の2人での遠征になってしまいましたが、9月7日(木)21時30分、いざ出発!
私の自宅からクルマで1時間ほどのところに住んでいるN君をピックアップし、中央高速調布ICに乗ったのが23時。
渋滞もなく順調に進み、長野道安曇野ICで高速道路を降りたのが1時40分くらい。
白馬村へ向けて車を進め、八方駐車場を過ぎたあたりでこんな無慈悲な表示が。
大雨のため二股〜猿倉は通行止
白馬岳への登山口は、まさにこの猿倉です。
仕方ないので八方の駐車場まで引き返し、対策を練ることに。
代案(1)
夜明けを待って猿倉から予定通り白馬岳に登る
代案(2)
栂池(つがいけ)側からゴンドラとロープウェーで栂池平に登り、そこから白馬岳を目指す
代案(3)
白馬山域の他の山に登る
代案(4)
泣きながら東京に帰る(笑)
代案(5)
中房温泉まで南下して燕岳に登る
(1)ですが、通行止の解除が何時になるか見当がつかない以上、朝までまつのは嫌だということで却下。
(2)は、ゴンドラとロープウェーの運行開始時刻が8時過ぎということで、その時間から歩き始めると白馬岳に明るいうちに到着できないので危険。だから却下。
(3)で最初に候補に上がったのは、八方尾根を歩いて唐松岳(2695m、300名山)。しかしこれもゴンドラやロープウェーの運行時間が不確かなので却下。五竜岳や鹿島槍ヶ岳という案も出ましたが、今回持参した地図にはその山域が入っておらず、地図なしで知らない山に入るのは危険と判断し却下。
(4)「ここまで来たらどこかには登りたい」とN君と意見が一致したため帰京は却下。
(5)今回持参した地図は『山と高原地図 白馬岳 2017 (登山地図 | マップル)』でしたが、1/300,000の周辺図に「燕岳」とあったのを見つけました。この山については、奥穂高登頂を阻まれているときからN君、T君らと「登りたいね」と話していたので、それなりの知識はありました。しかも登山口の中房温泉からは1本道で、人気の山(100名山200名山 [9月11日22時42分修正])ですから人も多く、まず迷うことはないだろう、と判断しました。
こういった経緯で、今年の遠征は燕岳(2763m、100名山200名山 [9月11日22時42分修正])に決まりました。
※地図なしで入山したことについては、褒められたもんじゃないということは重々承知しており、山行中もN君とその点はずっと反省しっぱなしでした。お叱りは甘んじてお受けするとともに、この記事を読んで「燕岳は地図なしで大丈夫」なんて絶対に考えないでください。
登山口の中房温泉に着いたのが4時40分頃。その時点では小雨が降っていましたが、1時間ほど仮眠をとって目が覚めたら、雨はほぼやんでいました。
さあ、いよいよ登り始めです!
次回は燕山荘までの道中での出来事を書いてみようと思います。
それでは今日はこの辺で。