タビグルマ雑記帳

仕事で触れることが多い「旅」と「クルマ」を中心に、いつも感じていることを書き綴っています。

天と地ほどの差がある!?「テント場」と「キャンプ場」の違いとは

悪天候でどこにも出かけられませんので、「テント場」と「キャンプ場」の違いについて書いてみようと思います。

 

まず、テント場というのは登山時にテントを張って寝ていいよと決められているエリアのことです。

 

大抵は山小屋の管理下にあり、受付も山小屋で行うことになります。

 

例えばアルプスの涸沢のテント場なら、水が豊富で誰でも無料で水を使うことができますが、今年の遠征地である燕岳近くの燕山荘のテント場には水場はありませんでした。

 

そういう場合は飲料水は山小屋で購入することになります。また、手を洗うことはできませんので、大抵は持参したウェットティッシュなどを使用することになります。

 

特に混雑するテント場では、できるだけスペースを詰めてテントを張らねばなりません。

 

30張りくらいのスペースしかない燕山荘のテント場は、こんな感じです。

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これだけ隣のテントと近接していると、隣人のイビキなんて筒抜けです。先に寝入られてしまうと、その騒音が気になってさらに寝られなくなります。。。

 

当然地面は石だらけ(涸沢の場合は岩だらけ)ですし、水平ということもまずありません。

 

要は寝られる環境ではないところにテントを張って無理やり寝るというのが山のテント場だと思っていただければよいかと(笑)

 

これに対し、キャンプ場は実に快適。

 

山の上のテント場を経験した後だと、自分たちが使って良いスペースが広すぎてどうしていいかわかりません(笑)

 

燕岳から下山後に1泊した美鈴湖もりの国オートキャンプ場の広場サイトは、まさにそういう環境でした。

misuzuko.net

 

もうね、平和そのものですwww

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私たちは広々とした区画の中で、ちんまりとした1人用のテントを2張、贅沢に使いました。予約の電話をしたときに「1人用のテントを2張設営するスペースはありますか?」と尋ねたのですが、愚問中の愚問でした(笑)

 

上の写真は、快適なスペースでN君が気持ちよく酔っ払っているの図ですが、奥に見えている隣人のサイトには、巨大なテント&タープがあります。それでもまだスペースには余裕があったようです。

 

しかもこのキャンプ場の広場サイトは、クルマを駐めるスペースとテントを張るスペースが別々でした。

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奥に見えているのが我が家のレヴォーグで、その手前にアスファルトの通路があります。テントを張るスペースは完全に独立。クルマも2台は余裕で駐められるスペースでした。

 

2家族で来ても1サイトで十分かもしれません。

 

それにしても広すぎて落ち着かず、散らかしちゃってますね(笑)

 

誰にも迷惑がかからない、と思うとつい。。。

 

地面もご覧のように芝生で水平ですし、下山した安心感も相まって8時間くらい熟睡できました。

 

こうやって書くと、テント場とキャンプ場には天と地ほどの差があるように感じられることでしょう。

 

登山をしない人からしてみたら、バ◯じゃないの?と思われるかも。

 

でも、燕山荘のテント場の朝は、テントから出るとこんな景色が広がっているのです。

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こういうのを経験すると、テント泊はやめられません!

 

それでは今日はこの辺で。