「世界の都市総合力ランキング」「都道府県の魅力度ランキング」に思う
広い意味で旅行市場にも影響するので、今日はこのネタでいきます。
都市戦略研究所が発表した世界の都市総合ランキングで、東京が3位になったというニュースがありました。
順位こそ昨年と同じですが、2位のニューヨークとのポイント差は昨年よりも縮まったそうです。
ポイントを伸ばしたのは「文化・交流」の項目だったそうで、これは近年の訪日外国人旅行者を増やすための数々の施策が奏功しているのだと思います。
同研究所の方がインタビューで、今後2020年のオリンピックに向けてさまざまな政策が実行に移されれば、2位のニューヨークを抜く可能性もある、ということを話していました。
1位のロンドン、2位のニューヨークを抜くために、住んでいる日本人が我慢を強いられるほど外国人に配慮する必要はないとは思いますが、今後は「住んでよし、訪れてよし」のバランスのとれた東京を目指す方向性で、さまざまな施策を打ち出してほしいと思います。
この手のランキングでは、ブランド総合研究所が10月10日に発表した「地域ブランド調査2017」の都道府県魅力度ランキングというのがありました。
このランキングは、私が旅行業界誌の記者だった頃に始まったもので、初回の記者発表会に私も出席しました。
ちなみに今回の最下位は茨城県でしたが、、、
魅力度ランキングで勝手に下位にランク付けされた自治体の人からしてみれば、大きなお世話だ!というのが正直なところでしょうね。
少なくとも、調査開始時期から下位に沈む福島出身の私はそう思うわけです(笑)
今日、久しぶりに地上波のチャンネルにしてみたら、日テレ系で『ケンミンショー』のスペシャルを放映していました。
魅力度ランキングで下位にランクされた県の出身タレントが、イキイキとお国自慢をしている姿を見ると、ランキングはあくまでも指標の1つに過ぎないということがわかります。
その意味では、冒頭の東京のランキングもあくまでも参考程度。
どっちが上とか下とかは、その地に住んでいる人にとってはあまり関係ない話です。
ランキングに一喜一憂せず、酒の席の話くらいにしておくのが楽しいのではないでしょうか。
それでは今日はこの辺で。