タビグルマ雑記帳

仕事で触れることが多い「旅」と「クルマ」を中心に、いつも感じていることを書き綴っています。

訪日外国人旅行者数の増加の裏で、日本人の出国者数の伸び悩み…

政府が2020年までに訪日外国人旅行者を4000万人に、2030年までに6000万人に増やすという目標を設定し、現在それに向かって爆進しているところ。

 

昨年の訪日外国人旅行者数は過去最高の2400万人を超えました。

 

今年はさらに増える見込みで、日本政府観光局(JNTO)の統計によると、1〜9月の推計値は前年同期比17.9%増の2119万6400人。過去最速で2000万人を超えたそうです。

 

第四四半期(10〜12月)に昨年と同様に600万人超となれば、今年は3000万人に迫る勢いです。

 

最近は単純に数字のみを追いかける施策に対する異論や反論が出てきており、訪日外国人旅行者に対する施策は次の段階=日本での消費額の増加促進策を練る方向に進みつつあるのは喜ばしいことです。

 

活況に沸くインバウンドの一方で、日本人の出国者数は伸び悩んでいます。

 

同じくJNTOの統計によると、今年1〜9月の累計では前年同期比5.5%増の1341万6500人となっています。

 

昨年は久しぶりに1700万人台に戻り、今年もその水準を超えそうではあります。

 

しかし、訪日外国人旅行者数の勢いを考えると、ダブルスコアになるのも時間の問題ではないでしょうか。

 

インバウンドとアウトバウンドでここまで差がついてしまうと、航空路線の維持という観点で見ると非常によろしくありません。

 

海外旅行に行かない理由の上位に来る常連は、「休みが取れない」という絶対王者がいるものの、「パスポートを取得するのが面倒」とか「パスポート取得費用が高い」といった理由も安定してランクインしています。

 

たしかに10年パスポートで1万6000円は高いと思います。それに近所の役所じゃなくてパスポートセンターまで足を運ぶのも面倒かもしれません。

 

宿泊業界のある重鎮は「20歳になったら国の費用で10年パスポートを自動的に付与するくらいしなきゃいけないかもね」と話していました。

 

私もそれくらいしなきゃいけない状況だとは思いますが、何らかの理由をつけて海外に行かない人って、パスポートをもらっても行かないんじゃないか、と最近は思えてきました。

 

私が読者として登録しているブログのブロガーさんたちは、「海外に行こうぜ!」とか「マイルを貯めて海外に行く」という方が多いです。そういう方々からすれば、海外に行かないなんてすごくもったいない、と思われるでしょうね。

 

何にせよ、自分の目で見ないと気が済まない、というのが私の持論。

 

例えば世界3大ガッカリと言われる「シンガポールマーライオン」「ブリュッセルの小便小僧」「コペンハーゲンの人魚姫」がありますが、どれくらいガッカリするのか、感じ方は人それぞれ。

 

「行く意味ないよ〜」なんて言う人がいますが、そんなもんアンタの主観だ。

 

ちなみに私はシンガポールマーライオンは2回見ています。仕事で1回、プライベートで1回。

 

1回目に仕事で行った時は、仕事として見ているからガッカリしたのだと言い聞かせて帰ってきました。プライベートで行けば感じ方は変わるのでは?と思ったのですが、、、やっぱり同じでした(笑)

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ガッカリしすぎて両手でガッツポーズしちゃったほどです(笑)

 

ちなみに、プライベートのシンガポール旅行から帰国した翌日に、お台場に実物大ガンダムを見に行ったらマーライオンと同じ感じ方だったという、思わぬ発見がありましたがwww

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でもね、実際に自分の目で見たから、納得のガッカリなわけですよ。 

 

こうなったら、小便小僧と人魚姫も見て、3大ガッカリをコンプリートしてやろうという野望を抱くようになりました。これは実現したい!

 

以前もこのブログで書いたことがあるかもしれませんが、やはりSNSの普及は海外に行く人と行かない人の意識の格差を助長するものだと思います。

 

もともと外向きの人は、あちこちに行って画像やらその場での感情をリアルタイムでアップしまくります。一方、内向きの人はそれを見て、読んで追体験した気になって終わってしまうからです。

 

 

また、海外から帰ってくと、 ちょっとしたハプニングだったくせに命がけの冒険だったと話す楽しさがあります。

 

でも今は誰でも気軽に高画質で写真が撮れますから、話を盛ろうにも写真という動かぬ証拠がある以上、広げる風呂敷の大きさにも限界があるのではないでしょうか。ある意味では気の毒だなぁとも思います。

 

 

 

繰り返しになりますが、見たことのないものは、自分の目で実際に見てから判断したいものです。

 

故事にもあるでしょ?

 

百聞は一見にしかず

 

って。

 

それでは今日はこの辺で。