タビグルマ雑記帳

仕事で触れることが多い「旅」と「クルマ」を中心に、いつも感じていることを書き綴っています。

神奈川県最高峰「蛭ヶ岳」登頂!あの頃は若かったw

私は今でこそブログで「この登山用具がどうこう」とか「無理は禁物。勇気ある撤退を!」なんて偉そうに書いていますが、登山を始めたのは2009年。キャリアは10年に満たないヒヨッコですw

 

登山を始めたきっかけは、N君とT君が2008年末に男2人(笑)で奥多摩に行き、大勢の登山客を目の当たりにしたため、2009年の新年会で「俺らも登ってみないかい?」という話になったのでした。

 

初陣をどこにしようかと話すうちに、無茶をしたがるT君(高校時代にはワンダーフォーゲル部所属。その時に3193mの北岳登頂経験あり)は、「東京都最高峰の雲取山に登ろう!」と言い出しました。

 

いきなり山小屋泊というのはN君も私も気が引けたので却下(笑)

 

まずは日帰り登山で奥多摩三山の1つ、三頭山に登ることになりました。

 

想像をはるかに上回る急登に目を白黒させながらも、無事に下山して数馬の湯に入っているときに、「登山というのはなかなか面白いもんだw」と意見が一致しました。

 

そうなると「次はどこに登ろうか?」となり、きたるべき雲取山制覇の日までに、山小屋泊も経験しておこうということで、神奈川県最高峰の蛭ヶ岳を目指すことに決定。

 

1泊2日の日程で、ルートは以下のような感じだったと思います。

 

1日目:

大倉登山口〜塔ノ岳〜丹沢山蛭ヶ岳蛭ヶ岳山荘泊)

 

2日目:

蛭ヶ岳〜臼ヶ岳〜檜洞丸〜西丹沢自然教室

 

いきなりですが、これが神奈川県最高峰の蛭ヶ岳(1672.7m)です。

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雲がなければ後ろに富士山がドーンとあるのですが。。。

 

この写真には映っていませんが、蛭ヶ岳山荘は山頂にあります。

 

私とN君にとっては初めての山小屋体験。

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相変わらず画像の処理が雑でホラー(持ってるんだからフォトショップを使えよ、とw)ですが、初めての山小屋経験で若干緊張気味。

 

それでもN君が担ぎ上げてきたサントリー角瓶で乾杯し、初山小屋を堪能しました。

 

余談ですが、1日目のN君は終始ペースが上がらず、2日目の終盤では足首を痛めました。この角瓶の重さのせいだと思います(笑)

 

この時の蛭ヶ岳山荘には、それなりに宿泊客はいました。でも、キャラの濃い小屋番のおじさんが「君らは3人でこの部屋を使っていいよ」と言ってくれたので、個室で手足を伸ばしてゆっくり寝ることができました。

 

ちなみに蛭ヶ岳山荘の後にもいくつかの山小屋に泊まったことがありますが、蛭ヶ岳山荘よりも貧弱な夕食を出す山小屋に泊まったことはありませんw

 

どうりで自炊の人が多かったわけだ(笑)(今は改善しれるかもしれません)

 

2日目は下って登っての繰り返し。

 

這々の体で檜洞丸に着いて記念にパチリ。

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ぼかしを入れていますが、みんな笑顔です。疲労のため目は笑えてませんけど。。。

 

正直言って、2日目は辛くて辛くて、はっきりした記憶がありません。

 

それでも沢まで下りてきたところで昼食。

 

梅雨明け直前の蒸し暑い季節でしたが、沢の水は冷たく、みんなで裸足になって足を浸しました。

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このポイントは、登山道が沢を横切って続いています。増水すると渡渉できなくなりますので、事前に確認が必要だと思います。

 

西丹沢自然教室に着いてからは、バスで中川温泉のぶなの湯へ。

 

その際に買ったタオルが、大きさや厚さなどがちょうどよく、下山後の入浴用タオルとして今でも使っている思い出の品になりました。

 

それにしても、こうやってみると3人とも若かったなぁ。

 

装備なんて今とは比べ物にならないくらい貧相でした。ストックもなけりゃサポートタイツも履いていません。私のザックは学生時代にバックパッカー旅をするためサイズなど考えずテキトーに買ったもの。T君のザックは、腰ベルトすら付いていませんでした。

 

お湯をわかすのも小さいヤカンを使っていましたし、水もポリタンクやペットボトルに入れていました。

 

今、この頃の装備で登山をしろと言われたら絶対に断ります(笑)

 

それに、3人ともテントの快適さに慣れてしまったので、幕営禁止エリア丹沢山域は幕営禁止)でもない限りは山小屋に泊まることはありません。

 

一方で、「知らない」とか「持ってない」からできたこともあるはずです。そう考えると、寂しいような複雑な気分ですね。

 

それでは今日はこの辺で。