スゴイぞモルゲンロート:槍ヶ岳2011
今日の21時から放映されたTBS系『世界ふしぎ発見!』で、パタゴニアの山が朝日に照らされてオレンジ色に染まる様子が取り上げられていました。
いわゆる「モルゲンロート」と呼ばれる状態です。
私は年に1〜2回の登山をする程度の者ですが、このモルゲンロートによって登山の魅力に取りつかれたと言っても過言ではありません。
初めてモルゲンロートを拝めたのは、2011年の槍ヶ岳です。
この写真はタビグルマ雑記帳のスマートフォン版のトップに使っているもの。
当時はテント泊をしておらず、山小屋の選定にあたってN君が「槍ヶ岳山荘の別名は“日本アルプスのアウシュビッツ”らしい」なんてことを言い出したため、ここはパスしてヒュッテ大槍に泊まりました。
なので、この写真はヒュッテ大槍から撮ったものです。
朝、トイレの窓からこの威容を目にした瞬間、「登ってきてよかった!」と実感したものです。
残念ながら、これ以降はまともなモルゲンロートは拝めていません。
一番近かったのが、2016年に奥穂高に登った翌日の涸沢テント場からの眺め。
わかりますかね?薄っすらとオレンジ色がかっているのですが、槍ヶ岳で見たほどの染まり方にはなりませんでした。
番外編ですが、夕焼けなら2015年の涸沢で拝むことができました。
これだけの夕焼けということで、嫌な予感がしていたのも事実。
その予感は的中し、夜中の12時30分くらいからテントのフライシートを強烈にたたく土砂降りの雨。。。
おまけにテントが飛ばされそうなほどの風が吹き荒れ、ほんのちょっとですが命の危険を感じました。
当然、奥穂高へのアタックなんてできるはずもなく、夜明けとともに撤退。
今後また美しいモルゲンロートを拝めることを祈りましょう。
それでは今日はこの辺で。