タビグルマ雑記帳

仕事で触れることが多い「旅」と「クルマ」を中心に、いつも感じていることを書き綴っています。

不思議な不思議なマルタ島の巨石神殿

またまた昔話ですが、私がかつて取材で訪れた国で最もレアなのは、マルタ共和国をおいて他にはありません。

 

プライベートなら絶対に行く機会がなかったであろう国。

 

地中海に浮かぶ小さな島ですが、歴史好きの人なら、1週間くらいかけてじっくり周っても飽きないんじゃないでしょうか。

 

そんなマルタの首都ヴァレッタは、旧市街全体が世界遺産に登録されており、マルタ騎士団の足跡がそこかしこに残っています。

 

騎士団関係の史跡は、ある程度資料があって研究も進んでいるので、旅行に行く前に簡単にマルタ騎士団について勉強することは可能です。

 

その一方で、謎に包まれているのがマルタの巨石神殿です。

 

マルタ観光局のウェブサイトによると、マルタには30基以上の神殿があるとのこと。

 

しかし、いつ、誰が、何のために建てたものかというのは、全然わかっていないのだそうです。

 

私はマルタ島にあるハジャー・イム神殿とイムナイドラ神殿、そしてゴゾ島にあるジュガンティーヤ神殿の3つを見ることができました。(イムナイドラ神殿はハジャー・イム神殿から数百メートルしか離れていない)

 

特にジュガンティーヤ神殿は、マルタの巨石神殿群で最も古いと言われているもの。

 

同行の旅行会社のみなさんはあまり興味ないようでしたが、歴史好きの私にとっては古代人と会話をしているような感覚で、とっても楽しかった記憶があります。(古代かどうかわかっていませんがwww)

 

ただ、マルタの巨石神殿群については日本で事前に下調べできるものが少ないです。

 

私も取材から帰ってきて1年後くらいに、グラハム・ハンコックの『神々の世界』を手にし、マルタの巨石神殿にかなりのページが割かれているのを知って取材前にこの本に出会いたかったと歯噛みしたものです(笑)

 

ちなみにグラハム・ハンコックは、『神々の指紋』という著作で「ピラミッドはファラオの墳墓にあらず。エジプト文明よりもはるかに昔、1万5000年ほど前に高度に栄えた文明が残したシグナルだ」と主張しました。

 

学生時代にこの本を手にした私はドはまりしまして、『創生の守護神』や『神の刻印』などの彼の著作を読み漁りました。

 

なお、今ではハンコックの本はトンデモ本の一種としてエジプト考古学者に完全に論破されてしまったようです(笑)

 

ま、読み物として面白かったので、それはそれでよかったですけどね。

 

えーと、マルタの話でしたね。

 

他にも見どころたくさんの島。

 

残念ながら取材時に撮影した画像は、全て当時勤めていた会社のPCに置いてきてしまったので、このブログで紹介することができません。でも、ネタは豊富なので、今後も小出しに書いていきたいと思います。

 

マルタに限らず、旅程に史跡の見学や博物館・美術館の見学が含まれているなら、簡単で構わないので勉強していくことをお勧めします。できればウィキペディアじゃなくて、1冊くらい本を読んだ方がよいと思います。

 

そんな本を旅行に持参して飛行機の中で読めば、旅情を掻き立てるという点でもお勧めだからです。

 

それでは今日はこの辺で。