「国内専用モデル」の強み:トヨタ センチュリー
最近、トヨタ センチュリーの記事が多いように思います。
今日もこんなのがありました。
「普通の人は購入できない」という都市伝説は本当なのか?という内容ですが、記事中ではあっさり「どなたでもご購入いただけます」とのこと。
とはいえ、車両本体価格が1900万円もするうえ、100万円もの手付金が必要ということですから、ある意味では「普通の人は購入できない」のは当然なのだと思います。
センチュリーみたいな巨大なクルマを、アクア並の台数で街なかで見かけるようになったら邪魔でしょうがないし(笑)
さて、このセンチュリーですが、国内専用モデル。日本でしか買えないんです。
画像:トヨタ公式ウェブサイト
あちこちに日本の匠の技がちりばめられているようで、フロントグリルに付けられている鳳凰のエンブレムは、江戸彫金の流れを組む匠が1カ月半もかけて彫った金型を使って成形されているのだとか。
他にも内装では天井を一段高く仕上げる建築様式「折り上げ天井」を採用しています。しかも天井のクロスにも伝統的な文様の織物を用いるなど、とにかく和のテイスト全開なんですね。
ここまでこだわり抜くことができたのは、やはり日本国内専用モデルだからだと思うんです。
同じメーカーが作るクルマでも、レクサス LSのように世界中で売ることを前提としたクルマとは対照的で興味深いところ。アプローチが全く違うというか。
一気に所帯じみた話になります(笑)が、そういえば2013年の東京モーターショーでデビューしたスバル レヴォーグも、当初は国内専用を謳っていました。
いつの間にか「好評につき」ということで、海外での販売も始めていたようです。。。
ま、レヴォーグは大衆車ですから、売れる場所に持っていくのは当然か。センチュリーのような格の高いクルマと一緒にしちゃいけませんよね(笑)
それでは今日はこの辺で。