川中島古戦場跡は美しい公園でした
信州旅行の2日目、善光寺を堪能した私たちは、2泊目の美ヶ原温泉に向けて、上信越自動車道の長野インターを目指していました。
前日に来た時から気になっていたのが、「川中島古戦場跡」です。
私は戦国武将オタクではありませんし、戦国BASARAにハマった女子でもありません(笑)が、ちょうどCATVのヒストリーチャンネルで、1988年に放映されたNHK大河ドラマ『武田信玄』の再放送が行われており、何度か見ていた縁もあったので、ちょっとだけ川中島古戦場跡に寄ってみることにしました。
余談ですが、『武田信玄』は大河ドラマ歴代視聴率の2位だそうです。その視聴率が39.2%という驚くべき数字!
ちなみに1位は1987年の『独眼竜政宗』(39.7%)で、3位は1989年の『春日局』(32.4%)だそうです。
私は小学生でしたが、両親と一緒に夢中になって見ていた覚えがあります。
まさに大河ドラマ黄金期!
川中島古戦場跡は、武田信玄と上杉謙信が一騎打ちをした地として知られています。
両雄が対峙する姿を表現した立派な銅像がありました。
軍配を持っているのが武田信玄ですが、大河ドラマでは中井貴一が演じていましたね。
中井貴一ではちょっとスマート過ぎる気がします(笑)
馬上の武将は上杉謙信です。
大河ドラマでは柴田恭兵が演じていましたが、こちらも少々スマートすぎるかな?
銅像がある一帯は、八幡社の境内にあたるようです。
左の奥に「毘」という旗印がありますが、そのあたりが前述の銅像があるあたり。
そしてこの写真には写っていない、さらに左の方に、大きな首塚がありました。説明書きを読むと、大きな首塚はこの境内にありますが、現在の公園がある一帯には無数の首塚があったそうです。
まあね、古戦場ですから、そういうのがあっても不思議ではありません。だから、なんとなく首塚の写真を撮るのは控えました。
川中島古戦場跡は現在、美しい公園として整備されています。
プラネタリウムのある左の建物は、長野市立博物館です。この日は休館日でした。
ここで妻が怖い一言。
公園にでもするしか使い道がなかったんじゃない、この土地は。
まあ、宅地造成しても簡単には売れないでしょうし、たしかにそうかも。。。
八幡社と反対側のピクニック広場の一角には、佐久間象山の銅像もありました。
佐久間象山といえば、幕末の志士に影響を与えた思想家・兵学者という印象が強いですが、戦国武将から江戸時代後期の松代藩士まで同じ公園にいるというのは、ちょっと節操ない感じもしますけどね。
川中島古戦場跡には30分もいませんでしたが、かつて日本史で覚えた遠い記憶が蘇ってきて、充実した時間を過ごすことができました。
いつもなら「それでは今日はこの辺で。」で締めくくるところですが、今日は1988年の大河ドラマ『武田信玄』に敬意を表し、流行語大賞にもなったあの言葉で締めくくりたいと思います。
今宵はここまでに致しとうございます。