やっぱり攻めすぎだった!? 新型プリウスでは「歌舞伎顔」を廃止
現行プリウスが登場した際に、まるで歌舞伎役者の隈取りのようなフロントのスタイリングが話題となりました。
あまりの変貌ぶりに、攻め過ぎでは?との声も少なくありませんでしたね。
プリウスは割とコンサバな層に好まれてきただけに、そういう声も大きかったのかもしれません。
そして、この話は国内に限らず、北米でも不評だった、という記事がありました。
クルマのスタイリングというのは、結局のところ好みの問題だと私は考えていますので、カッコいいかどうかというのは一概に言えません。
私の大学時代の恩師(女性)は、現行プリウスが出た際に「絶対にこれ!」と感じて購入したとのこと。だから感じ方はそれぞれでいいと思います。
上の記事の見出しでは「万人受けへ」という文字がありますが、もしこれがトヨタの方針だとしたら、あまり良い方向ではないかなと思います。
「トヨタのデザインはつまらない」と言われていた時期は、社内で稟議を重ねていくうちに、個性的な部分がどんどん削ぎ落とされていき、できあがってみれば最大公約数的なスタイリングに落ち着いてしまっていたのだそうです。
その膨大な数の稟議を廃止して、奇抜さも必要とされて登場したのがピンククラウンだったのだとか。
社内改革の答えとしてピンククラウンが最適解だったのかどうか、私には判断できませんが、コンサバ層向けのモデルと、アバンギャルドなものを求める層に訴求するモデルをきっちり分けてしまえば、全く問題ないと思うんですけどね。
まあ、あれだけの巨大企業ですから、コトはそう簡単ではないのかもしれませんけど。。。
それでは今日はこの辺で。