白川郷のオーバーツーリズム施策が全国に広まりますように!
つい先日、観光客が殺到することによる観光公害について書きました。
うっかり見落としていたのですが、同日にこんなニュースがあったのですね。
毎年、雪に包まれた合掌造りの古民家をライトアップするイベントを実施していた白川郷観光協会ですが、あまりにも多くの観光客が押し寄せ、村へ通じる1本道が大渋滞したり、展望台へのチケット配布で混乱があったり、とにかく大変だったそうです。
渋滞はもちろんですが、ゴミの処理など住民のみなさんの生活を脅かす状態にもなっていたみたいですね。
これこそ典型的なオーバーツーリズムです。
そこで今年からは、ライトアップイベントは完全予約制となりました。
記事によると、予約制としたことによる大きな混乱はなく、イベント参加者からも好評だったそうです。
そもそも日本の原風景のような雰囲気には、欧米みたいな大勢が集まってワイワイやるパーリナイッな雰囲気は向いてません。
白川郷によっては、これでよかったのだと思います。
訪れた土地で迷惑行為をはたらく輩というのは、少なからず「俺たちは金を落としにきてやった客だ!文句を言うな!」という神経の持ち主だと思うんですよね。(その割にお茶の1杯も買わないケチんぼだったりするwww)
こういう人たちは、日本人であろうと外国人であろうと、残念ながら一定数はいるものです。
完全予約制によって、こういう人たちの一部をふるいにかけられたのではないでしょうか。
そういえば、私が2001年〜2003年に過ごしたニュージーランドには、世界の散歩道と称される「ミルフォードトラック」という美しいトレッキングルートがあります。
ここは年間に歩ける人数の上限が決まっていて、自然へのダメージを最小限に抑えているのです。
私がいたときには当然のように機能していましたから、当時からオーバーツーリズムに対する意識が高かったことがわかります。
ニュージーランドは、いわばオーバーツーリズム対策の先進国と言えるでしょう。
白川郷が今回とった施策は、オーバーツーリズムに悩む全国の観光地にとって、非常に勇気づけられるモデルケースとなったのではないでしょうか。
ぜひ、積極的に取り入れてもらいたいものです。
それでは今日はこの辺で。
スバルの群馬製作所の操業停止は検査体制がきちんと機能したから!?
いやはや、完成検査問題にバルブスプリングのリコールなど、ネガティブ方面で話題を提供し続けているスバル。
新たに群馬製作所が1月16日から操業停止状態にあるという衝撃のニュースが出ていました。
原因はパワステの部品に不具合が見つかったから、とのこと。
対象車種は、、、
XV
売れ筋3点セットというのが痛いですよね。
スバルの工場は、全てのラインで複数車種を組み立てる方式を採用しているため、このパワステとは無関係のレガシィ、レヴォーグ、WRX、BRZ(トヨタ86含む)の生産も停止しているそうです。
要するに、日本の生産拠点での製造が完全にストップしているということになります。
早ければ1月28日(月)には製造を再開できる見通しのようですが、10日以上も生産ラインがストップするというのは、異例中の異例。
見方を変えれば、一連の完成検査問題によって改めた検査体制が、今回はきちんと機能した、ということになるのでしょう。
もし、これが見逃されていたら、顧客のもとに届けてから問題が明るみに出て、また大規模なリコールになっていたでしょうから。。。
とはいえ、今回の操業停止により、納車の遅れは不可避。
そっちでのイメージダウンが懸念されます。
メーカーとしては、リコールを出すよりも、今回の対応でよかったと思いますが。
それでは今日はこの辺で。
旅行者が急増すると必ず起きる弊害、「観光公害」を考えてみる
政府は、2020年までに外国人旅行者を4000万人に、2030年までに6000万人まで増やすという目標を掲げています。
この数字は、本来は「日本人の消費人口の減少分を、これくらいの外国人旅行者に来てもらえれば補える」という試算に基づくものでした。
しかしここ数年、数だけが独り歩きしてしまっているように思います。
外国人旅行者1人あたりの日本での消費額は減少しており、このままでは4000万人を達成しても、経済効果の目標には達しない、なんてことも起こりかねません。
そうなってしまうと、「観光公害」というセンセーショナルな言葉に代表されるように、外国人旅行者の増加に伴う弊害の方がクローズアップされてしまいます。
この1〜2年の間に、こういった弊害を伝える報道も増えたように思います。
先日もこんなのがありました。
まあ、今をときめく『SPA!』の記事(笑)ですから、内容を鵜呑みにせずそれなりに割り引いて読まなければなりませんが、全くの作り話とも言えません。
上の記事で登場する新宿ゴールデン街については、私も2016年にこんな風に書いています。
新宿ゴールデン街といえば、私のような真っ当な生き方をしている人間(笑)には縁がないようなディープな場所だったはず。
2016年秋にふとしたきっかけで訪れることになったわけですが、あまりの外国人の多さに「うへぇ…」となったのを覚えています。
SPA!の記事には、沖縄の竹富島のように外国人旅行者ではなく国内旅行者の急増と有名リゾートホテルの進出による弊害の例もあります。
また、マナーが悪い旅行者というのは、外国人だけでなく日本人にも一定数はいますから、「外国人旅行者が増えたから〜」と一概に言えない部分もあるでしょう。
それに、1980年代に日本人の海外旅行が急増した頃は、世界中で日本人が同じように煙たがられていたのかもしれません。
なので、このSPA!の記事をもって「ほらみろ!」などと言う気はありません。
いずれにしても、SNSの普及により、話題になればそこに殺到するという熱しやすさ(&冷めやすさ)は、日本人だけの国民性ではなくなったのは確かだと思います。
経済効果が出ればまだしも、そうでない結果に終わった場合、失うものの方が多いように思えてなりません。
「増えた!増えた!」と歓喜するだけでなく、その裏で迷惑を被っている人がいないか、自然環境に影響が出ていないか、「オーバーツーリズム」の観点からも、しっかり目を向けておいた方がよいのかもしれません。
それでは今日はこの辺で。
レヴォーグ(VM4)のストラットマウント交換&ABSハイドロリックユニット交換
昨日はスーパームーンがマトモに撮影できたことで、嬉しくて書くのを後回しにしてしまいましたが、、、、
1泊2日で修理に出したレヴォーグ(VM4)の件について書いてみたいと思います。
気になる症状は2つ。
1つ目は、ステアリングを1回転以上まわすと、ステアリングの奥の方から「ゴツッ」という鈍い異音が聞こえること。
2つ目は、走り出すとブレーキペダル付近からカチカチカチカチ鬱陶しい音が聞こえること。
先月受けた12カ月点検の際に、この2点も併せて見てもらったところ、ステアリングの異音はストラットマウントの不具合、ブレーキペダルの異音はABSハイドロリックユニットの不具合という結論が出ました。
いずれも交換が必要ということでしたが、肝心の部品がディーラーに届くのに1カ月程度かかったため、修理がこのタイミングとなったわけです。
ストラットマウントは、おそらくゴム部分が傷んでいたのではないでしょうか。
真っ黒の部品に変わっていますから、新品になったのがわかります。
ABSハイドロリックユニットも、ピッカピカの新品です(笑)
レヴォーグのカチカチ音に関しては、ネットで検索すると同じ症状を報告するブログなどが散見されます。
こういうのが積み重なっていくと、リコールということになるんでしょうかね。走行に支障はないらしいので放置されるかもしれませんが。
同じ型式のレヴォーグにお乗りの方で、カチカチ音に悩まされている方は、ディーラーなどで「ABSハイドロリックユニットの不具合の有無を見てほしい」と伝えてあげるとよいかもしれません。(ディーラーが持っている診断機をつなげばエラーコードが出るはずなので)
ちなみに今回の修理は、いずれも保証の範囲内とのことで、部品代も工賃も一切かかりませんでした。
助かった。。。
それでは今日はこの辺で。
初めてマトモに撮影できたスーパームーン!
今日は2019年初の満月。
スーパームーンだそうです。
以前から天体撮影を試みてはいたのですが、イマイチ設定がうまくできずに失敗してきました。
約1年前のスーパー・ブルー・ブラッド・ムーンのときもそうでした。。。
このときは、トリミングする気にもならないほど残念な結果に。。。
設定がうまくいかないというよりは、腰を曲げてファインダーを覗きながら撮影していると、きちんと撮れる設定に行き着く前に腰が悲鳴をあげて中止してしまうという理由なのですが(笑)
今回投入した機材は、先月のPayPay祭りの際に購入したキヤノン6D Mark II。
バリアングル液晶なので腰に優しい!
おかげで適切な設定にたどり着き、初めて天体をマトモに撮影できました!
これからは旅先やキャンプにも持っていって、月や星空を撮りまくってやろうと思います。
というわけで、久しぶりに旅もクルマも関係ないネタでお送りいたしました。
それでは今日はこの辺で。
我が家にスバル・ステラがやって来た!(笑)
我が家にスバル・ステラがやって来ました!
…。
……。
………。
…………。
ダイハツのムーヴではありません(笑)
誰ですか、ムーヴのエンブレムを六連星に変えただけなんて言ってる人は!
スバル関係者に対してはタブーだそうですよ(笑)
レヴォーグを修理に出したので、その代車です。
実は先月の12カ月点検の際に、不具合が発覚したためその修理を行うことになったのです。
1つ目は、ブレーキペダル周辺からの異音。まるでフック船長が恐れる時計を飲み込んだワニのような「カッチカッチカッチカッチ」という時限爆弾みたいな音がしていました。
こちらはユニットごと交換することになりました。
もう1カ所、ステアリングを回す際に左フロントの足回りから異音がしたので調べてもらったところ、ストラットの不具合とのこと。
こちらも部品交換の運びとなりました。
今日の夕方には「修理が終わったので、明日、いつでもお越しください」との連絡をいただきました。よかったよかった。
さてさて、借りてきたステラですが、帰りの道中で大きな違いを感じたのが、アイドリングストップが作動するタイミングでした。
レヴォーグは車両が完全に停止した際にアイドリングストップが作動するのですが、ステラはまだ車両が動いているうち(超低速時)にエンジンが止まっちゃうんですね。
私のクセで、停止するほんの一瞬前にブレーキを緩めてカックンブレーキを防ぐのですが、ステラはある程度ブレーキ圧をかけて車両が停止する寸前にエンジンが止まってしまい、ブレーキ圧を緩めるとまたエンジンがかかる、というギクシャクさを感じました。
その違いにイライラして、途中でアイドリングストップをオフにしちゃいました。
ムーヴもこんな感じの味付けなんですかね。
っていうか、軽自動車のアイドリングストップって、みんなこんな感じなのでしょうか?
やっぱり慣れている自分のクルマが恋しいなぁ。
それでは今日はこの辺で。
一時帰国者が日本から買っていって喜ばれるものランキング(笑)
10年前と比べると3倍ほどに増えた訪日外国人旅行者が、さまざまな日本製品をお土産として買って帰国する、という話はあちこちで耳にするようになりました。
キットカットの日本限定フレーバーや、日本の歯ブラシなどは定番になっているようですね。
私は2001年から2003年までの期間、ニュージーランドで生活していましたが、海外で生活していると、「やっぱり日本製品じゃないと…」と感じるアイテムは少なくありませんでした。
なので、さまざまな理由で日本に一時帰国する友人らに、「日本で◯◯を買ってきてくれ!」と頼むことがありました。
そこで今日は、海外長期滞在者が一時帰国し、戻る際に買っていって喜ばれる日本製品ベスト3を決めてみたいと思います。
あくまでも2001年〜2003年という大昔の話で、なおかつニュージーランドという先進国なんだか途上国なんだかよく分からない素敵な国での話であることを、あらかじめお断りしておきます(笑)
第3位:日本の歯ブラシ
前述のとおり、今では外国人旅行者が日本の歯ブラシを買って帰りますが、海外で生活していて困るのが歯ブラシでした。ニュージーランドで売られていた歯ブラシは、いずれも「これは熊用?」と思うようなヘッドが巨大なものばかり。私は入国時にそれなりの本数を持っていったのでさほど困りませんでしたが、一時帰国する友人に歯ブラシを依頼する人はかなりいました。
第2位:ユニクロ製品
これは私が一時帰国する友人に依頼したものです(笑)私は身長もさほど大きくありませんし、今でこそ腹回りの肉が鬱陶しいオジサンになっていますが、当時は典型的なヒョロガリでした。なのでニュージーランドで売られている衣類のほとんどが大きすぎるのです。特に痛みやすい下着や靴下は、サイズのラインアップが絶望的。友人(男性)に「ユニクロでパンツ(Mサイズ)と靴下を買ってきてほしい」と依頼したのを覚えています。
第1位:マヨネーズ
これも私の経験です。ニュージーランドのマヨネーズって、瓶入りであまり美味しくありませんでした。現地滞在中に祖父が他界したため、一時帰国した際にフラットメイト(ルームシェアの仲間)にお土産としてキューピーマヨネーズ(特大)を3本ほどお土産として買って帰ったところ、大喜びしてもらいました。後にも先にも、あのマヨネーズで作ったポテトサラダが一番美味しかったような気がします(笑)
これをお読みいただいた皆様の中に、海外に長期滞在した経験がある方(している方)は、一体どんな物が喜ばれるでしょうか?
それでは今日はこの辺で。