印象深いクルマのテレビCM
テレビ離れが進んでいると言われていますが、それでもテレビCMの効果は大きいと私は思います。
自動車メーカーも例外ではなく、さまざまな趣向でCMを制作しています。
今回は、私の印象に強く残っているCMをいくつか挙げてみましょう。
アウディ R8
走りの映像はなく、音楽もナレーションもありません。
R8ほどのスペックであれば、最高出力や最大トルクくらいは紹介したくなるもの。
でも、映像ではテスト設備の上でR8がシフトアップしてシフトダウンするだけ。聞こえるのはエギゾーストノートのみです。あまりにもシンプル。だけど充分。
初めてこのCMを見たとき、食事中だったのですが思わず箸を止めて見入ってしまったのを覚えています。
いすゞ GIGA
「はーしれはしーれー♪ いすゞのトラック〜♫」
つい一緒に口ずさんでしまいます。
私みたいな視聴者を作った時点でメーカーの勝ちです(笑)
いすゞは、まだ乗用車を作っていたころ、ジェミニに「街の遊撃手」のキャッチフレーズを付けたCMで強烈な印象を残しました。(CGを一切使わずにあれを撮った、というのも驚きでした)
CMづくりは昔から上手だったのでしょうね。
スバル レヴォーグ
現在放映されているレヴォーグのCMは、メーカーがこのクルマをどんな層に売りたいのかをド直球で表現しています。
「守りたいものができた。地に足をつけて生きようと思った」なんてカッコいいセリフがありますが、ベタベタにいじったインプレッサに乗っていたけど、子供ができてから奥さんの冷たい視線に耐えられず買い替えることになった、なんて背景が見えるようです。
実際のレヴォーグ購買層もそんな人が少なくないのでは?
インパクトだけで言えば、ジャン・レノをドラえもんにしちゃったCMなんかも強烈ですが、印象深いかといえば、うーん。
やはり、クルマの魅力をダイレクトに伝える、メーカーの姿勢を素直に伝える、情報を詰め込み過ぎない、というのが、私にとって印象深いCMなのかもしれません。
それでは今日はこの辺で。