こんな販売店はイヤ!
2月9日の記事「販売店さんは大変」では、少し販売店さんを持ち上げすぎたように思います。もちろん販売店で働くほとんどの方が、日々大変な業務をされていることに変わりはなく、自分がお世話になっている販売店の皆さんに対しても感謝の気持ちでいっぱいです。
全国のスバルの販売店で配布されている「カートピア」という月刊の冊子があるのですが、ひょんなことから1月号に私が載っているんです。で、それを見つけた担当営業さんが、わざわざ私の自宅に届けてくれました。
大部分の販売店スタッフは、こうして常に顧客と接点を持とうと努力しています。
今回は、そういった方々から見れば、信じられないようなエピソードを。
2月12日の「タイヤの溝だけで判断しちゃダメ」ではサラッと書いてますが、義父から譲り受けた2003年式フォルクスワーゲン・ポロは、購入から10年以上、タイヤを交換していませんでした。
販売店のアフターセールス部門において最も利益率が高い商品は、タイヤとエンジンオイルと言われています。オイル交換を頻繁に勧められたことがある人も多いのではないでしょうか。もちろんオイルはクルマの使用状況によって著しく劣化しますから、勧める目的がすべて利益の追求にあるわけではありません。オイルの話はまた別の機会に書こうと思います。
さて、義父は購入した販売店で点検や修理を受けていましたから、2度目の車検のあたりで、販売店からは摩耗状況にかかわらず、タイヤ交換の案内があってもよかったはずです。ところが義父はそういった案内はまったくなかった、と。考えられるのはDMを送っただけ、という最悪のケースです。そもそも2度目の車検のときに、メカニックをはじめサービス部門からもタイヤに関する話が出なかったのが不思議でなりません。結果として、この販売店は最も収益性の高い商品を販売する機会を失ったことになります。
信じられなかったエピソードがもう一つ。
このポロは、実は玉突き事故に巻き込まれたことがあります。義父が追突され、その勢いで先行車にも当たってしまった、というもの。幸い、義父も同乗していた義母もかすり傷ひとつ負わず、ムチ打ちなどの後遺障害も出ませんでした。不幸中の幸いでしたが、2人は「ドイツ車って凄いね」と衝突安全性の高さに驚いていました。
フレームを損傷することもなく、修理は基本的にボディワークだけでOKに。それで義父が販売店に足を運んだところ、担当営業マンが「せっかくの機会ですからゴルフに買い換えませんか? 今なら値引き頑張りますから。せっかくの機会ですよ!」と連呼したそうです。
もうね、なんか営業マンとしての資質以前に人としてどうなのよ、と。で、そういうのを放置しておく販売店もどうなのさ、と。メンテナンスプログラムなどの有効期間が過ぎていたこともあり、義父は修理の完了をもってその販売店とのお付き合いを終わりにしました。
ユーザーの安全・安心のためにタイヤ交換の必要性を説明する、長く乗ってもらうためにオイル交換の重要性を知ってもらう、というのは、どこの販売店でも必死で取り組んでいること。結果としてそれで収益アップにつながります。
このフォルクスワーゲンの販売店は、今は改善されているのでしょうか。
義父の話を聞いてしまうと、私はそこで買おうとは思いません。
結論
しょーもない営業マンと販売店にご注意を!(ありきたりでスミマセン)
それでは今日はこの辺で。