高騰するクラシックカー市場
先日、袋田の滝にドライブに行った際、東京外環自動車道を走行中、私の影響で妙に車に詳しくなってしまった妻が「なんか高そうなクルマがいる」と話しかけてきました。そのクルマとは。。。
英国の超高級スポーツカー、ベントレー・コンチネンタルGTでした。
(私は運転中で写真も動画も撮れてませんので、オフィシャル動画をどうぞ)
動画は最新の16年モデルですが、外環で見たのは1世代前のモデル。バンパーの形状が異なります。
まあ、確かに高いクルマですわ、こりゃ。
コンチネンタルGTは、W型12気筒エンジンを搭載し最高出力が590PS@6000rpm、最大トルクが720Nm@1800rpmのバケモンなんですね。価格も2300万円くらいだったと思います。さらに驚くのが、これがスタンダードモデルだということ。最上位モデルのコンチネンタルGT Speedになると、635PS@6000rpm、820Nm@2000rpmというマンガみたいな動力性能なんです。お値段も2900万円くらい。消費税だけで230万円、税率が10%になれば消費税290万円(笑)
どう頑張っても一生縁のないクルマですから、たまにすれ違ったり追い抜かれたり、というくらいがちょうどよいと思っておきます。
で、この日の帰路では、イタリアの赤いやつが甲高いあの音を響かせながら、私たちをゆうゆうと追い抜いていきました。フェラーリ512TRです。私は歴代のフェラーリでテスタロッサ系が大好きで、ある意味では午前中に見たコンチネンタルGTよりも「おおっ!」となりました。
ネットで検索してヒットする512TRの価格はたいていが「応談」。価格が表示されているもので1300万円〜1800万円くらいです。やっぱり逆立ちしても買えるクルマじゃないですね。ポルシェだったら10年落ちのボクスターで160万円〜170万円なんてザラにあるようですが、フェラーリは別格です。
さて、ここ数年ではクラシックカーのオークションにおける落札価格が高騰しているようです。2014年には日本円にして約45億円で落札されたフェラーリもありましたね。
天文学的な数字なので、これだけの価値が本当にあるのかどうかは知りません。いま、クラシックカーは投資の対象として見られているふしがあります。日本がバブルに沸いていた時代、ゴッホをはじめ有名画家の絵画を買い漁っていたあの頃の雰囲気があるのだとしたら、ちょっと悲しいですね。
落札者が心の底からクラシックカーを愛する人であることを願ってやみません。
それでは今日はこの辺で。