アイサイトは悪天候に弱い?
スバル独自の技術ですっかりその名が知られたEyeSight(以降アイサイト)。
人間の目と同じように2つのカメラで前方のクルマや人との距離を認識し、危険が迫っていてドライバーがブレーキ操作を行わないと、システムがブレーキをかけてくれる、というスグレモノです。
現在は3世代目のVer.3を搭載したクルマが販売されています。
Ver.2でもかなり評価が高かったようですが、Ver.3はカメラがカラー解析できるものになったことと画角が広がったことで、弱点だった逆光時でも先行車のブレーキランプを認識できるようになったとか、幅の狭いバイクなども認識できるようになった、と言われています。(販売店でそんな説明を受けた覚えが。。。)
また、これも販売店で聞いた話ですが、ブレーキの効かせ方も人間の操作により近づいたそうです。私はVer.2を知らないので比較はできませんが、この完成度に仕上げるまでにどれだけの研究を重ねてきたのか。開発陣には頭が下がります。
フロントガラス上部に搭載されたアイサイトのステレオカメラ
で、「アイサイトっていいよね」という話をすると、必ずと言っていいほど言われるのが「ミリ波レーダーとカメラの両方を使ったシステムのほうが性能は上だ!」というもの。安全に作動してくれるならどっちでもいいじゃん、と思うのですが。。。
アイサイト否定派の主張はこうです。
「カメラだけでは逆光や大雨のときに使えなくなるじゃないか」
うーん、逆光については、西日が射している時間帯に西に向かって走ったことがありますが、アイサイトが使用できなくなったことはありません。
また、1度だけ大雨のときに「EyeSight使用不可」というメッセージがメーターパネルのディスプレイに出たことがありますが、周囲のクルマも速度を30km/hくらいに落として走らざるを得ないような状況でした。そんな時に機械に頼る方が怖いです。
だから、最近は「アイサイトへの嫉妬がこのような説を生んでいる」程度に考えています(笑)
まあ、それは半分冗談として、私もレーダーとカメラの両方を使ったシステムがより優れている点もあることは承知していますし、双方に強みと弱みがあって当然だと思います。今後、アイサイトがVer.4、Ver.5〜と進んでいくうちに、それらが解消されていくことを期待しています。富士重工以外の陣営がこのまま黙って引き下がるとは思えませんから、ぜひメーカー間で競い合っていただき、より良いシステムを開発してほしいです。それが今後の自動車産業を発展させる要因の1つにもなるでしょうし。
日付が変わっちゃったので、この記事は23日分になってしまいました。
明日の夜、また別の記事を書こうっと。
それでは今日はこの辺で。