はたらくクルマ
打ち合わせで四谷方面に行ったのですが、四谷消防署には「消防博物館」が併設されています。
前々から気になっていたので、今日は次の打ち合わせまで時間もあったこともあり、思い切って足を踏み入れてみました。無料ですし。
受付で入館バッジをもらい、受付のお姉さんのアドバイスにしたがって5階の「江戸時代の消防」から見学をスタート。
かつて「火事と喧嘩は江戸の華」なんて言われていたようですが、江戸時代から工夫に工夫を重ねて江戸の街を火災から守ろうという先人たちの努力を垣間見ることができました。
最も印象的だったのが、避難時の荷車を禁じたということ。
火事のときに荷車に家財道具を満載して避難すると、道路の行き来ができなくなり、逃げ遅れて大勢の犠牲者が出てしまったことから、家財道具を持ち出すことを禁じたそうです。
で、関東大震災のときにはこの考え方は失われ、大量の家財道具を持ちだして避難した人たちが、家財道具に燃え移った火にまかれて亡くなってしまった例があったそうです。江戸時代の教訓を引き継いでいれば、と当時の消防関係者は悔やんだのだとか。
さて、消防博物館には過去に使われていた消防ヘリコプターや歴代の消防車が展示されています。ミニチュアも随所にあって、「はたらくクルマ」好きにとっては楽しいです。
時間があるときにはぜひ!
それでは今日はこの辺で。