バックパッカーズの旅っていいな
私がニュージーランドに住んでいた時、たびたび週末を利用して小旅行にでかけました。
その時の宿として重宝したのが「バックパッカーズ」。1泊10ドル前後の安宿です。
コロマンデル旅行のときに泊まったサンキスト・ロッジ
その名のとおり、バックパックひとつで世界を旅行する猛者たちが集まる宿で、ニュージーランドでもいろいろな国の人と出会いました。
そういう安宿には、「主」みたいになってる長期滞在社がいたりして、ディープな旅行情報を教えてもらったこともありました。
また、旅人が残していく「旅行ノート」みたいなのも談話室なんかに置いてあって、「先輩バックパッカー」の足跡をなぞる、なんて楽しみもありました。
いまではSNSが「主」や「旅行ノート」の代わりなんでしょうかね。ちょっと味気ない気もしますが。
さて、日本には世界中から旅行者が訪れています。その数は年間2000万人に達しようかという勢い。
Googleで「バックパッカーズ」と検索すると、ジャパンバックパッカーズリンクなるものが上位でヒットします。(私が知らなかっただけですが)
日本にもバッパーがたくさんできてるんだなー、なんて思ったのですが、よーく考えてみると、大昔から日本にはバックパッカーズがあったじゃないですか。
「宿坊」です。
本来は僧侶が宿泊する施設でしたが、貴族や武士、そして一般の参詣者にも開放していきました。江戸時代になると「講」などでお参りが大衆化し、宿坊は一般的になっていったそうです。
ジャパンバックパッカーズリンクがヒットした画面のすぐ下に、こんなバックパッカーズもヒットしていました。
長野県善光寺の門前にある「1166バックパッカーズ」さんです。
宿坊が大衆に広まったように、日本でもバックパッカーズが広がってきたことに嬉しさを感じる今日この頃です。
それでは今日はこの辺で。