タビグルマ雑記帳

仕事で触れることが多い「旅」と「クルマ」を中心に、いつも感じていることを書き綴っています。

Mac's Goldとピノ・ノワール

旅行の楽しみのひとつに「食」があると思います。短期間の旅行でお気に入りの料理やお酒に出会えれば、その旅行の半分くらいは成功と言ってもいいかもしれません。

 

長期滞在であれば、さまざまな挑戦ができますから、お気に入りに出会える確率も高くなります。というわけで、今日は私がニュージーランドに住んでいた2年3カ月で大好きになったビールとワインの話です。

 

ヨーロッパでは、麦の生産が盛んな地域、いわゆる「黒土地帯」にある国ではビールがよく飲まれています。ドイツ、ベルギー、オランダなどでしょうか。イギリスはちょっと違いますが。

 

一方、地中海沿岸の国ではぶどうの栽培が盛んなため、ワインがよく飲まれていますよね。フランス、イタリア、スペインなどがそうです。

 

面白いことに、ニュージーランドとオーストラリアは、その両方がよく飲まれています。大陸のオーストラリアなら地域によって気候が大きく違うでしょうから、これはなんとなく理解できます。日本よりも国土面積が小さいニュージーランドで、麦もぶどうも栽培され、そのお酒がよく飲まれている、というのは興味深いものです。

 

で、私のお気に入りのビールは、Mac's Goldでした。

なんだメジャーどころじゃん、というツッコミは置いておきましょう。

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http://www.macsbrewbar.co.nz/index.html

ラガービールなので日本人にも飲みやすいと思います。それでいて、コクがある。これを買ってきて仕事終わりに1本だけ飲む、というのが楽しみでした。(そんなに量は飲めないので)

 

ワインは、赤のオージー、白のニュージー、みたいに言われていました。生産量もニュージーランドでは白の方が多いのかな。でも、私はニュージーランドピノ・ノワールはどこに出しても恥ずかしくない赤ワインだと思っています。そもそも生産量が少ないので、白ワインと比較すると値段は高めでした。だから、誰かの誕生日パーティーに持参するとか、そういう時によく飲んだ記憶があります。

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http://www.cloudybay.co.nz/

 

クラウディ・ベイのピノ・ノワールなんて好きだったなー。今では日本でも手頃な値段で買えるようになっていますが。

 

今は輸送によって味が落ちない工夫がされているから大丈夫、と言われてはいます。でもやっぱり、その土地のものをその土地で飲んで食べる、というのが一番おいしいんだと思います。その意味では、日本で最も売れているビールがアサヒのスーパードライだというのも納得です。高温多湿の日本では、キレ味抜群の(キレのみ、ですが)ああいうビールがおいしく感じるのでしょう。

 

次に行く土地ではどんな料理、お酒に出会えるでしょうか。

 

それでは今日はこの辺で。