第一次ブームのミニ四駆世代、タミヤを語る
以前、「私はドラクエ世代です」という話を書きましたが、ということは同時に第一次ブームの「ミニ四駆世代」でもあります。
「ミニ四駆」と言われるものは、正確には1/10スケールのRCカーを小さくした1/32スケールの「レーサーミニ四駆」だったことを覚えている方がどれほどいるでしょうか。ほかにもタイヤの大きな「ワイルドミニ四駆」なんてのもありましたね。
そのミニ四駆を製造・販売していたのがタミヤです。静岡県の模型メーカーですが、その技術力は世界一の模型メーカーと言って間違いないでしょう。
特に1/24スケールのスポーツカーは、再現度、組み立てやすさなど全ての面で最高品質だと思います。プラモデルを組み立てる際には接着する前に必ず「仮組み」をしてパーツの合いを確かめるものですが、タミヤのプラモデルは「段差ができるのでパテで埋めなきゃいけない」といったことがほとんど起きません。どれだけ高度な金型の技術なんでしょうね。
そして、完成すると見えなくなってしまう部分、例えばサスペンションやエンジンなども、パーツを組んで仕上げるのがタミヤのキットの特徴です。これにより、模型を作っているというよりも、本当にクルマを作っているような気分になれるんです。今は国内の他メーカーも同様の手法をとっているので差異は少ないですが、海外メーカーのプラモデルは見えない部分が完全にオミットされているものが多いようです。
そういった意味でも、タミヤのプラモデルは作る楽しさが増しますよね。
さて、そのタミヤのプラモデルで今後作ってみたいものを3つ挙げておきましょう。
第3位:フェラーリ F1-2000
http://tamiyashop.jp/shop/g/g20048/
2000年にフェラーリがドライバーとコンストラクターのダブルタイトルを獲得したときのマシンです。本気でF1を見ていた頃の最強マシンですから、思い入れも大きいですね。リアカウルは取り外してV10エンジンを見ることもできるキットです。いやー、ぜひ作ってみたいなー。
第2位:ポルシェ 911ターボ '88
http://tamiyashop.jp/shop/g/g24279/
ポルシェと聞いて最初に頭に浮かぶのは、なぜかこの911なんです。それだけインパクトのあるクルマなのだと思います。今見ても古さを感じさせないですし、むしろこれより後に出た911には好みじゃないデザインのモデルもあります。それだけこの911が完成されたフォルムだったということでしょう。タミヤは見事に1/24スケールでそれを表現してくれています。
http://tamiyashop.jp/shop/g/g24059/
またフェラーリかよ!というツッコミはとりあえず置いておきます。フェラーリで最も好きなのがこのテスタロッサ(一番好きな512TRはキット化されていません。タミヤさん、お願い!)。たしか中学生の頃に1度作った覚えがあります。ということは80年代後半のキットでしょうから、精度の面では今のキットにはかないません。でも、このフォルムを80年代にここまでリアルに再現していたのは、やはりタミヤの凄さだと思います。
他にも目移りしちゃうくらいたくさんのクルマがキット化されています。私と同世代の方には、眺めるだけで楽しくなっちゃうタミヤのオンラインショップを眺めてみることをお勧めします。
こういうことを書いていると、すぐにポチッとしたくなっちゃいますが、今はガマンガマン。
あー、エアブラシがほしいなぁ…。
それでは今日はこの辺で。