オートキャンプ場充実しすぎ(笑)
GWは終わってしまいましたが、これからはキャンプするには絶好の季節に移っていきますね。
登山を始めてからは、キャンプというのはどうも生ぬるい感じがして敬遠気味でした。石がゴロゴロしているテント場で水場まで往復20分以上、みたいな過酷な環境でのテント泊をしていると、キャンプ場でテントを張っても面白くないよねー、あんなのアウトドアごっこだよねー、と信じきっていたのです。オジサンたちの思い込みってコワイ、というか迷惑ですね。反省。
そんな私たちがキャンプ場でのテント泊も好きになった転機が2014年の8月。富士山に次いで標高の高い北岳に登ろうと、友人と山梨入りしたのですが、結果的には登山口に着いた頃に雨が強くなり、入山を断念。どうせ登っても辛いだけ。あの雨だと眺望も期待できませんしね。
余談ですが、撤退の決断はやたら早い私たちです。結果的にはそれが自分の身を守ることになりますしね。誰も無茶しようとしません。死んじゃったら二度と登山できないですから。
この時は芦安温泉から広河原までが崩落の影響で通行止めになっていたため、仕方なく東京・中央道方面からは遠い奈良田から南アルプスに向かいました。なので、下山時(登ってないけど)も奈良田から下って早川町まで戻り、とりあえず日帰り温泉に入ることに。ついでのそこで昼食をとっている時に、友人から「このまま帰るのはもったいないね。奈良田から下ってくる途中にオートキャンプ場があったから行ってみようか」と提案がありました。
そう言われても私は帰る気満々だったので、「お盆前だしいっぱいなんじゃない」とか言ってましたが、「空きがあれば泊まろう」ということで、とりあえずキャンプ場へ。
それが、早川町オートキャンプ場です。
まず受付に行ってびっくりしたのが、「いらっしゃいませ!こんにちは!」と挨拶されたこと。いや、当たり前のことなのかもしれませんが、山小屋だとぶっきらぼうな親父さんと「テント?何人?1人1000円」みたいな会話を交わすことが多いので、私たちにとってこれは新鮮でした(笑)
で、「予約してないんですが…」と切り出すと、「電源ってお使いになりますか?」と。ここでも私たちは一瞬「電源?」と固まることに。ああそうか、キャンプ場に炊飯器を持ち込む人たちもいると聞いたことがあったので、私たちには関係ない話だということをやっと理解。めでたく空いていた電源なしのサイトにチェックインできました。
芝生の上にテントを張るなんて、初めての経験です。こんなにフカフカならマットなんかいらないじゃん(笑)
早川町オートキャンプ場は、トイレやシャワールーム、ピザ窯、ドッグランなども備えており、とにかく設備が充実していて清潔です。そして、クロカン車やSUVでオフロード走行を楽しめるオフロードコースもあります。というのも、もともとはランドローバーがお金を出して作ったキャンプ場らしいんですよね。1200万円以上するレンジローバーでオフロード走行する勇者はなかなかいないでしょうけど。
さて、私たちもテントを張り終えてから食材を調達しに行き、15時くらいから宴会スタート!
そうか、この頃はまだクルマがポロでした。いい具合に酔っ払った友人が手を挙げて応えてくれています。
山用の調理グッズなので、BBQとかはなし。それでも十分楽しかったです。
ポロのオーディオがカセットテープとMD、ラジオのみだったので、長距離のときはこのBluetoothスピーカーを車内で使っていたのですが、まさかキャンプ場で役に立つとは。(両隣のサイトは空いていましたが、ちゃんと周囲に配慮して音量は控えめにしてましたよ)
以下、酒盛りの間に私たちがバ◯の一つ覚えみたいに繰り返していた会話です。
「なんだぁ、オートキャンプもありだなぁ」
「食わず嫌いはいけないね」
「こんなに楽しいならもっと早く来ればよかった」
「まあ、遊びの引き出しが増えたってことで」
「山だけがアウトドアじゃない!」
「もう登山とかしなくてもいいんじゃない?」
結局この年は、10月に「八ヶ岳登山+オートキャンプ」のコンボを実施。登っている間はずーっと「登るの面倒だー」とか「眠いー、早く風呂入ってビール飲みてー」とかグチグチ言ってましたっけ。
みんな登山がキライになったのかな(笑)
それでは今日はこの辺で。