英国ブランドは羽がお好き?
クルマのエンブレムって、大事ですよね。
ぱっと見てどのメーカーのクルマか分かるように、多くの場合はフロントグリルに付いていると思います。
日本のメーカーであれば、トヨタは「T」をモチーフに、レクサスブランドも「L」がモチーフです。
どストレートなのが日産(笑)
そのまま「NISSAN」ですからね。
ホンダとスズキとダイハツはそれぞれの頭文字で「H」と「S」と「D」。
マツダもMを象っていますが、もう少ししっかりデザインされていますね。
三菱は「レッドダイヤモンド」です。そういえばJリーグの浦和レッズは三菱自動車がメインスポンサーだったこともあってレッドダイヤモンズになったんでしたっけ。ずい分前にスポンサー撤退しちゃいましたけど。
スバルはおうし座のプレアデス星団の別名が「すばる」なわけで、日本では「六連星」と呼ばれてきました。富士重工が中島飛行機系5社を統合して6社が一体になる象徴として採用されたんだとか。国産メーカーの中では一番ひねってるかな?
欧州ブランドを見ると、こちらもやはり代名詞として知られているものが多いです。
例えばドイツ勢。
「スリーポインテッドスター」と聞けば、泣く子も黙るメルセデス・ベンツ。
高速道路で後ろにつかれたくないクルマNo.1ですね。
BMWのエンブレムは、青は空、白は雲のイメージで、十字はプロペラを意味しているそうです。
ちょっと見づらいですかね。まあ、あまりにも有名なのでいいでしょう(笑)
アウディのエンブレムは、4社が統合したことからシルバーの輪を4つつなげた「フォーシルバーリングス」だそうです。意味合い的にはスバルに似てますし、両者とも左右対称の四輪駆動システムを得意としているのは偶然でしょうかね。
ちょっと収集がつかなくなってしまいそうなので、欧州車を駆け足で。
ポルシェやフェラーリは「ドイツの跳ね馬」「イタリアの跳ね馬」なんて呼ばれますし、ランボルギーニはフェラーリに対抗して「雄牛」。「国民のクルマ」フォルクスワーゲンは、頭文字を重ねた「VW」、ルノーは「ダイヤモンド」でプジョーは「ライオン」、シトロエンはヘリカルギアをモチーフにした「ダブル・シェブロン」です。ダブル・シェブロンのことを「へへマーク」と呼ぶ先輩ライターがいました(笑)まあ、たしかに「へへ」ですわ。
で、やっと本題の英国車。羽をモチーフにしたブランドが多いんです。
まずは超高級車ベントレー。「ウイングドB」と呼ばれています。
次がMINI。作ってるのはBMWじゃねぇか!というのは言いっこなしでお願いします。
やっぱり羽。MINIだけにベントレーと比べると羽の大きさも控えめです。
で、異色の存在がアストン・マーティン。
この羽は鳥ではなくて「スカラベ」という虫なんです。コガネムシの一種らしいですね。え、なぜ虫なのかって?調べておきます、ハイ。
それから、モーガンのエンブレムも羽でしたね。
これは「モーガン・ロードスター」のボンネットにあるエンブレムです。
こちらはモーガンの「3ウィーラー」のロゴ。V型エンジンのシリンダーがモチーフになっていて、ちょっと遊び心があります。
もうちょっと詳しく調べれば、いろんな意味やメーカー、ブランドの成り立ちが込められていることがわかって面白いのですが、それだと長期連載になっちゃうので、思い立ったら調べてその都度書くというスタイルでいこうと思います。
それでは今日はこの辺で。