タビグルマ雑記帳

仕事で触れることが多い「旅」と「クルマ」を中心に、いつも感じていることを書き綴っています。

滑走路が閉鎖されると大変!

羽田発のハワイアン航空機が空港に引き返して緊急着陸した、というニュースがありましたね。

 

まずは、乗員乗客は全員無事だったのが何よりです。

 

www3.nhk.or.jp

 

で、着陸時にタイヤがパンクしたということで滑走路上から機体を動かせず、さらに滑走路に飛散した油の除去作業なども含め、結局9時間くらい4本中1本の滑走路が使えなくなりました。

 

欠航や遅延などもあったようですから、滑走路が1本使えなくなるというのは、首都圏の空港にとっては大きな痛手になるのは間違いありません。

 

今月初旬、成田空港の土木関連の点検・保守を行っている方にインタビューする機会がありました。記事は未発行なので詳しいことは書けませんが、成田は滑走路が2本しかないので、1本が使えなくなると致命的だというニュアンスのお話を聞きました。だからこそ、自分たちがしっかり点検して通常の運航を守っているのだ、と。

 

今回のハワイアン航空の件は、滑走路や誘導路の損傷によるものではなく航空機の油圧系統のトラブルによるものでした。油圧系統は昇降舵や方向舵、フラップなど航空機をコントロールするうえで最も重要な構造です。ゆえにトラブルがあると重大な事故につながる可能性があります。

 

今回のトラブルは、機体の整備や点検に関するヒューマンエラーなのか、またはこれまで発見されていなかったこの機材固有の設計上の欠陥によるものなのか。

 

原因を究明して同じトラブルが起こらないようにしていただきたいと思います。

 

それでは今日はこの辺で。