ボーイングがB747の生産中止を検討かぁ。。。
ついにこういう話題が出てきましたね。
ボーイングがB747の生産中止を検討しているというニュースがありました。
この日経の記事によると、商業就航は1970年なんですね。「ジャンボジェット」の愛称で親しまれてきたベストセラー機も、デビューからまもなく半世紀です。現在の最新機種はB747-8で、就航当初の機体とは主翼の形状なんかが結構異なるんだとか。たしかにB747-400では主翼先端のウィングレット(翼端板)が特徴でしたが、B747-8にはウィングレットがなく、B787のように主翼が反り上がっている形状です。
ちなみに、日本ではルフトハンザが羽田/フランクフルト線でこの機材を使用していますので、時間を合わせて羽田に行けばこの機材を見ることができますよ。
出典:ルフトハンザ航空ウェブサイト(http://www.lufthansa.com/jp/ja/Seat_maps_B747-8)
時代に合わせてアップデートを重ねてきたB747ですが、LCCの台頭やB777、B787といった最新鋭機種、そして超大型機のA380の登場などにより、徐々に需要が減ってきたのでしょう。
とはいえ、日本政府専用機やアメリカ合衆国大統領専用機(エア・フォース・ワン)はこのB747ですから、生産中止になった場合、メンテナンス、特に部品の交換などはどうするのでしょうね。
私のB747の思い出は、初めて乗った飛行機がカンタス航空のB747だったと思います。成田/シドニー線でした。
大学4年のときに卒業旅行でアメリカに行った時は、マレーシア航空のB747でしたし、その後もドイツ出張やアメリカ出張など長距離路線でこの機材にお世話になりました。
また、座席数が多いことから、国内線でも羽田/那覇線のようなドル箱路線で多く使用された機材ですよね。沖縄で結婚式を行った私も、那覇からの帰りの便ではB747でしたから。たまにアッパーデッキがビジネスクラスじゃない機材があるのですが、この時は運良くアッパーデッキに乗ることができました。
航空機の開発は時代の要請に合わせて行われるものですから、今後ボーイングがB747の生産中止を決定しても仕方ありません。航空史において大量輸送を実現し、それを支えたB747に乗れたことは、幸せなことだったのだろうと思います。
それでは今日はこの辺で。