添乗員さんから聞いたコワイ話。。。
暑い季節になると、テレビや雑誌で「納涼!怪奇特集」みたいなものが数多く企画されますよね。
私は昔からこの手の話が好きで、小学生の頃の夏休みには、日テレ系の情報番組『おもいっきりテレビ』で「あなたの知らない世界」をよく見ていました。
今でも「この世に地獄があればこそ、あの世へも地獄は続く」というコーナー冒頭のナレーションを覚えているくらいですから、かなり頭のおかしな感受性の豊かな少年だったのでしょう。
ニュージーランドで生活しているときも、日本の旅行会社が現地で採用したガイドさんたちと仲良くしてもらっていたため、彼らに聞いてみたことがあります。
「こっちで不思議体験をしたことってありますか?」
多くの方は「あるよ」とあっさり回答(笑)
直接体験した人でなくても、先輩から「あのホテルはちょっと…」みたいな話を聞いたことがある人が大半でした。
また、私が勤めていたフリーペーパーを発行している会社の同僚のご主人(ニュージーランド人)が、アルバイトで日本人にも人気のあるリゾート地のホテルで働いていた時、いわゆる怪奇現象を体験したことがあるそうです。
夜中の見回りを終えてトイレに行き、そこにある窓を閉めたはずなのに、見ているそばからゆっくりと窓が開いてしまう、という話なのですが、怪現象など信じない人だっただけに、実際に目の前でそんなことが起きたため、全身に寒気が走ったそうです。
こんな怪奇譚が大好きな私ですから、旅行業界誌の編集部に勤めていた時にも「添乗員さんに怪奇体験のアンケートをとってそれを面白おかしくまとめる」という悪趣味な企画を出し、なんと「じゃあそれでいこうか」と通ってしまったことがあります(笑)
いざアンケートをとってみると、数こそ多くはなかったものの、内容はかなり濃い(コワイ)話がズラリ。
添乗員さんとかバスの運転手さん、バスガイドさんなどは、お客さんと同じ旅館に泊まる場合でも「添乗員部屋」などと呼ばれる粗末な部屋があてがわれるケースが多いのですが、これがイワクツキのことが多いそうです。
部屋に入ったらなぜか仏壇があった、位牌があった、という「物的な不思議・不気味」というのもあれば、入った瞬間に「あっ、これはマズい…」と「第六感で感じる怖さ」というのもあるそうです。
私が一番印象に残っているのは、「嫌だなぁと思いながらも一晩必死に恐怖と戦い、外が白み始めてきた頃にカーテンを開けたら窓には無数の手形がついていた」という、ホンモノの恐怖体験でした。
なので、女性の添乗員さんの場合はバスガイドさんの部屋に逃げ込んで一緒にいてもらった、なんて体験が結構多かったですね。
こういう話を聞くと、添乗員さんの待遇はもっと良くなってもいいのになぁ、と思います。
それでは今日はこの辺で。