キビタンとキララちゃん
先日書いた詳しく知らなかった「須賀川の松明あかし」で触れましたが、東北のお祭りや伝統行事、イベントの画像を集めるという仕事ですが、それぞれを各県のマスコットキャラクター、いわゆる「ゆるキャラ」が紹介するという仕上がりになるそうです。
なので、発注元の編プロではキャラクターの画像データを各県に依頼。当然福島県にも依頼し、先日データが届いたそうです。
で、彼からの連絡が「〜これはひどい。。。」とのこと。使用許諾の関係で、そのデータをここに貼ることはできませんが、あらためて見ると「やっつけ」っぽいデザインですね、福島県のキャラクター「キビタン」は。
しかしこのキビタン、ゆるキャラブームの火付け役「ひこにゃん」に続けと2匹目のどじょうを狙って作られたキャラクターではありません。
元は1995年に福島で開催された「ふくしま国体」のイメージキャラクターだったのです。その後、福島県のキャラクターとして電通から福島県が使用権を買い取り、東日本大震災後は「ふくしまからはじめよう。」のタスキをかけた復興キャラクターとなっているようです。
ということで、キビタンは現在21歳。
福島民友の記事によると、この事実を知った子供たちは「もっと子供だと思っていた」とのこと(笑)
なお、私の故郷、石川町のキャラクターは「キララちゃん」。クルマで石川町に入るときに、「水晶輝く伝説の里」という看板にあるとおり、日本有数の鉱物の産出地ということで、水晶をモチーフにしたお姿なのです。
ま、キララって「雲母」のことじゃなかったっけというツッコミはしないでおきましょう。
石川町のウェブサイトにお姿がないので、気になる方(何人いるでしょうか…)こちらのリンクをご覧ください。
ちなみに、編プロの担当の方は静岡県藤枝市出身。「せっかくなので調べてみたら…」と控えめに切り出し、こんなリンクを送ってくれました。
「もっとヤバかったw」とのこと(笑)
たしかにコワイっすwww
地域おこしでキャラクターを使うのは構いませんが、なんかねぇ。あまりにも乱発されるとちょっとね。「ひこにゃん」や「くまもん」くらい経済効果をもたらすことができれば(このあたりのキャラは使用条件も厳しいんですよね)話は別ですが、安易にキャラクターを決めようと電通や博報堂あたりに話を持っていくと、彼らにいいようにされてしまいかねないので、自治体の方には注意していただきたいです。
それでは今日はこの辺で。