航続距離が伸びてきたEV、BMW i3は東京〜大阪を走破可能!?
日産リーフをはじめ、電気自動車(EV)の航続距離を伸ばそうと各社躍起に鳴っている昨今ですが、BMWの新型i3は、一充電で500kmまで航続距離を伸ばしてきました。単純に考えれば、東京〜大阪間に匹敵する距離ということです。
もっともこれは航続距離を伸ばす「レンジエクステンダー」装備車の場合。レンジエクステンダーというのは、直列2気筒エンジンをリアのモーター隣に搭載して、オルタネーターを駆動したりリチウムイオンバッテリーを充電するシステムだそうです。直接車輪を駆動させるかどうはは記載がないのではっきりしたことは言えませんが、イメージとしてはハイブリッドとEVの中間といったところでしょうか。
標準搭載のバッテリーだけだと390kmだそうです。
とはいえ、EVの航続距離ではテスラに追いつこうかという勢い。ちなみにテスラはモデルSが最大で512km、参考までに日産リーフは280kmです。
さて、i3に話を戻しましょう。
発表当初はi3ってイマイチだなぁなんて思っていました。東京モーターショーで見たときも、「テクノロジーはいいけど、うーん」という印象。
でも、先月ドライブに行った河口湖近辺の道の駅でも充電中のi3を見かけましたし、先週のツーリズムEXPOジャパンの関連イベント取材で日本橋をウロウロしてた時も、パーキングロットに駐車中のi3がありました。
出典:BMW公式ウェブサイト(http://www.bmw.co.jp/ja/all-models/bmw-i/i3/2016/at-a-glance.html)
床面いっぱいのリチウムイオンバッテリーは圧巻です。見た目は重心が高そうですが、これなら極端なロールが起きず、意外と乗り心地は良いのかもしれませんね。街なかで見かけるというのは、それなりの台数が出ているということ。メルセデスの黒歴史である「Rクラス」よりもi3を見る頻度の方が高いと思います(笑)
さあ、EVもだんだんと競争が激しくなってきました。こういう競争がEV進化の加速につながりますから、各メーカーに期待したいと思います。
それでは今日はこの辺で。