充実した表情のマキネン!でも歳とったなぁ…
パリ・モーターショーで、トヨタが2017年から参戦する世界ラリー選手権(WRC)のマシンとパートナーをお披露目しました。
写真:TOYOTA GAZOO Racing公式ウェブサイト(http://toyotagazooracing.com/jp/)
記事を読む限り、豊田章男社長とトミ・マキネン監督が登場し、真っ赤なシャツを着たマキネンに「その赤はGazooの赤?それとも三菱の赤?」とジョークを飛ばすなど、会場はなごやかな雰囲気だったようですね。
写真:トヨタ パリモーターショー特別サイト(http://www.toyota.co.jp/jpn/events/motorshow/2016-paris/)
ちなみにトミ・マキネンは現役時代、三菱ランサー・エボリューションを駆って1996年から1999年まで4年連続でWRCのドライバーズタイトルを獲得した伝説のドライバーです。晩年はスバルと契約し、2002年のラリー・モナコで最後の優勝を飾りました。
私はニュージーランド在住時に、プロダクションカー・ラリー世界選手権(PWRC)に出場する日本人ドライバー・新井敏弘選手の取材でスバルテクニカインターナショナル(STI)の桂田社長(当時)とセレモニアルスタート会場で話していたとき、なんとマキネンが桂田社長に挨拶にやってきたのです!
律儀な人なんだなぁ、というのが第一印象。そのときに若いフィンランド人ドライバーを連れてきて、「このドライバーは面白い走りをするから、テストドライバーで構わないから使ってみていただけませんか」と紹介。マキネンがその場から去った後、桂田社長をはじめSTIのみなさんは口々に「トミがあんなこと言うなんて珍しいね」と話していました。
今思うと、あれはミッコ・ヒルボネンだったんじゃなかろうか。。。今となっては確かめる術はないのですがね。ウィキペディアでヒルボネンを調べたら、「トミ・マキネンの推薦を受けて2004年にスバルへ」ってありますし。年代的にも合致します。
まさかそんなエポックメイキングな場面に立ち会っていたとは!(と思いたい)
さて、そのマキネンですが、トヨタの監督になっても、バイタリティ溢れる表情は当時と変わりませんね。
あれから15年もたってますから、さすがに歳はとりましたね(笑)
チームを率いる立場になっても、日本のメーカーと関わり続けてくれていることに感謝です。
がんばれマキネン!
それでは今日はこの辺で。