「セレナ好調」のニュースで感じたことあれこれ
9月27日付の日産自動車のニュースリリースで、新型「セレナ」、発売1カ月で約2万台を受注というのがありました。
画像:日産自動車ウェブサイト(http://www.nissan.co.jp/)
私自身はミニバンには興味ないのですが、このニュースで感じたことをあれこれ並べてみたいと思います。
(1)「自動運転」って言うな!
新型セレナの売りは「プロパイロット」と呼ばれる先進安全装備です。日産は「自動運転」って言っちゃってるんですよね。このブログでも何度か書いてきましたが、現在の先進安全装備はあくまでも「運転支援システム」です。メーカーが自ら「自動運転」って言っちゃいかん!
そもそもステアリングから手を離すのは違法なわけですから、永ちゃんが手放し運転して「やっちゃえ」って言ってたテレビCMもどうかと思います。(最近見ないのでそのバージョンは打ち切りにでもなったか?)
(2)先代の登場から6年経ってりゃ売れるでしょ
セレナがミニバンとしてかなり完成度が高いクルマだというのは、さまざまなメディアの記事のトーンを見ても明らかです。私もそれを否定するものではありません。しかし、先代セレナの発売から6年が経っているわけで、ものすごい数の代替需要があったことも「1カ月で2万台」に含まれているのではないか、と思います。セレナ→セレナへの買い替えと、他メーカー→セレナへの乗り換えの内訳がわかればなぁ。
(3)新型車を2年半も出していなかったって、メーカーとしてどうなの?
私も気づいていませんでしたが、日産が新型車をリリースしたのは2年半ぶりだそうです。ホンダがフィットの発売延期やら何やらで丸1年くらい新型車を出していなかったときでさえ、メーカーの姿勢を問う声がありましたから、今回の日産のブランクというのは、やはりメーカーとしての姿勢が問われるのではないでしょうか。
今後は新型マーチなんかも出てくるわけですから、あの2年半は充電期間だったと思わせるようなラインナップを期待しましょう。ステーションワゴン好きの私としては、ウィングロードのフルモデルチェンジなんて見てみたいです。
(4)やっぱりミニバンに興味が持てない(笑)
最後は私個人の趣味の問題なのでお気になさらずに(笑)
先日発表された日産マイクラのように、最近のクルマであれば、ミニバン並に興味の薄いコンパクトカーでも「おっ!」と思わせてくれる場合があります。でも、ミニバンは最新モデルでも私の琴線に触れることはありません。。。
ひょっとしたら、ミニバンユーザーの中にも私と同じような考えの人がいて、家族のために実用性を最優先し、泣く泣くミニバンに乗っている人も多いのでしょうかね。
日本の経済を考えれば、ミニバンだろうがなんだろうが、膨大な代替需要があったからだろうがなんだろうが、まずは売れることが大切。
基幹産業である自動車産業に明るい話題があるのは、とっても喜ばしいことです。
日産にはこれで勢いをつけてもらい、さらなる攻勢を期待しましょう。
それでは今日はこの辺で。