映画『インフェルノ』とイタリア
日本シリーズからの流れで、『世界ふしぎ発見』を見ました。いつもの我が家の土曜夜9時はこの番組を見ているので、10時20分スタートの今日がイレギュラーでした。
で、今日のテーマは10月28日に公開される映画『インフェルノ』の絡みでイタリア。
『インフェルノ』は『ダ・ヴィンチ・コード』『天使と悪魔』に続くラングドン教授のシリーズ第3段で、今回はダンテの『神曲』になぞらえた事件のようです。
私、『ダ・ヴィンチ・コード』も『天使と悪魔』も映画は見ていないのですが、原作はどちらも読みました。原作は非常に情景描写に優れ、臨場感溢れる描写に引き込まれ、あっという間に読んでしまったのを覚えています。翻訳者のレベルが高いのかもしれませんけど。
今回はまだ原作を読んでいませんが、映画も面白そうなので久しぶりに映画館に足を運ぼうか、とても迷っています。
ただし、原作ではラングドン教授はスポーツマン(若い頃は水泳選手だったという設定でしたっけ)だったはずです。
ラングドン役のトム・ハンクスが少々老けてきているのが気になるのですが。。。
さてさて、こういった映画が公開されると、外国政府観光局が日本でのプロモーションを強めていきます。
たしかにその国・地域に興味を持つには、映画というのは絶好のきっかけになりますから、私もそういった動きには賛成です。
特にイタリアのように成熟した旅行先、ちょっといじわるな言い方をすると飽きられているデスティネーションにとっては、新しい魅力を訴求する切り口を映画が示してくれるわけですから、のらない手はありませんよね。
国内でもNHKの大河ドラマは影響が大きいらしく、鹿児島では近年まで1990年の大河ドラマ『翔ぶが如く』に頼ったプロモーションから抜け出せなかったのだとか。
余談ですが、鹿児島県の関係者から「鹿児島の観光は早く『西郷・焼酎・桜島』の3Sから脱却しなきゃならん」という話を聞いたことがありますが、その「西郷」にどっぷり浸かるきっかけが、『翔ぶが如く』だったのでしょう。
むしろ大河ドラマが20年近く影響力を持っていたことの方が驚きです。
全国各地でフィルムコミッションが結成され、撮影を誘致しているのもうなずけますね。
さあ、イタリア政府観光局は『インフェルノ』をきっかけにどんなプロモーションを行うのでしょうか。それとも何もないのか(笑)
ちょっと楽しみです。
それでは今日はこの辺で。