祝！訪日外国人2000万人突破

「旅行」カテゴリーのターンですが、日本政府観光局から訪日外国人旅行者数の統計が発表されましたので、そんな話をちょっと。

2016年の1月〜10月の累計（速報値）で、日本を訪れた外国人旅行者が2005万人となったそうです。

2003年に国交省主導の「ビジット・ジャパン・キャンペーン」が始まり、2000万人を目標に掲げてきたわけですが、そう簡単に結果は出ませんでした。私が旅行業界誌で働き始めた2005年は673万人と、2000万人はおろか1000万人にすら遠くおよばない状況でしたから。

今日、仕事で成田空港に行きましたが、到着ロビーの賑わいを眺めながら、しばし感慨にひたっておりました。

政府は2020年に4000万人、2030年に6000万人と今後の目標を上方修正しています。

現状では東京〜富士山〜大阪のようなゴールデンルートをはじめ、大都市に観光客が集中しています。どうやって地方へ分散させていくか、そしてこれ以上外国人旅行者が増えると、治安なども含めて今までにはなかった問題が噴出してくると思います。

そういった問題に日本が適切に対処できるかどうかが、「観光立国」から「観光大国」へ進化できるかどうかがかかっているのではないでしょうか。

ともあれ、まずは悲願達成を祝しましょう。

それでは今日はこの辺で。