読むと旅に出たくなる本の話:その3『遠い太鼓』
『ノルウェイの森』や『1Q84』で知られる作家・村上春樹。ノーベル文学賞にノミネートされているとかされていないとか、とにかく話題になる作家です。近年では国外でもファンが多いそうですね。
私は高校1年生のとき、現代文の教師が授業中の雑談で「村上春樹の『ノルウェイの森』はオススメだ。みんなも読んでみろ」と言っていたのがきっかけで、読んでみましたよ。
で、私はこの人の作品の世界観には入り込めないという身も蓋もない結論を出したわけです。
それ以降も「他の作品なら何か感じるものがあるんじゃないか」と思い、村上春樹の作品は結構な数を読みましたが、うーん、ハマることはなかったです。暇つぶしの漫画代わりにちょうどいいなー、くらいの感覚でした。
特に『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』は、物語としてよくできていると思いますし、楽しく読めた小説という位置づけです。
村上春樹ファンから非難轟々かもしれませんが、小説の感じ方なんてそれぞれですからね。こればっかりは仕方ないです。あの世界観を理解できない可哀想なヤツ、くらいに流していただければ。
まあ、否定しているわけじゃないんですよ、というのをわかっていただけますと幸いです。
さて本題。
村上春樹の小説の世界観には入れなかった私ですが、彼のエッセイは結構好きです。
特に彼の旅行記である『遠い太鼓』。
白状すると、実はこの作品はまだ読めていません。。。
妻が図書館から借りてきて、今日は返却日だというタイミングでパラパラめくったところ、「あっ!なんで今までこれを読まなかったんだろう!」と後悔しきり。
すぐにAmazonでポチればよいものを、まだそこに至っていない、という状況です。
妻いわく、村上春樹がヨーロッパを旅する際に、中古のランチアを買うというくだりもあるらしく、旅とクルマをテーマとしたブログを書いている私は必読書じゃないか、と。ランチア・デルタ・インテグラーレではないそうですが。
近い将来にこの本を買って読了し、何か感じることがあれば、またあらためて書こうと思います。
それでは今日はこの辺で。