乗り比べて知るスバルのサスペンションの良さ
冬用タイヤを持っていないため、年末年始の帰省は新幹線を利用します。
帰省先では両親のクルマに乗るのですが、のびー家は日産ノートとマツダ・キャロルの2台です。
今回はどちらも運転しました。特にノートは近場ならこれで充分と思わせる感じ。静粛性も以前のコンパクトカーとは比べ物にならないくらい静かですし、トランスミッションもまずまず、といったところです。
eパワーをはじめとする新型ノートは、おそらくもっと洗練されたパッケージングになっているのではないでしょうか。
とはいえ、全く気にならなかったわけではありません。以下の2点がやはり価格なりのできかな、と。
(1)加速力
コンパクトカーにパワーを求めるのは酷ですが、普段から最大トルク250Nm/1800-4800rpmのレヴォーグに乗っていると、加速したい時に加速しきれない、ということもありました。
(2)フロントサスペンション
路面の凹凸を乗り越える際に、突き上げる感じがありました。フロントは独立懸架ストラット式と構造は同じなのですが、レヴォーグだけじゃなくてスバルの特徴でもある「しなやかさ」みたいなものは感じられなかったです。まあ、3ナンバーのワゴンと比べちゃいけないのかもしれませんね。とはいえ、以前乗っていたVWのポロ(型式9NBBY、ノートと同じ5ナンバーサイズ)は、さすがドイツ車といった足回りの感触でした。やはりまだドイツ車との差は大きいのかな。
富士重工の方に言わせると、私が乗っているレヴォーグ(VM4)はリアサスペンションにまだまだ改良の余地があった、とのこと。現行モデルはそのあたりが改善されているそうです。
昨秋に発売された新型インプレッサは、スバルの新プラットフォーム「スバル・グローバル・プラットフォーム(SGP)」が採用され、「前モデルのユーザーが怒る」と言われるほど、足回りは完成度が高いといわれています。
そのあたりのアピールが、まだまだ足りないような気がしますよね。
さて、ノートをけちょんけちょんに言ってきましたが、私の好みはこちら。
デジタルメーターになりがちな最近のクルマですが、スピードメーター、タコメーターともにアナログでした。上部の青い照明は、アクセルの開度によって緑色が加わるなど、エコドライブを意識させるような仕掛けもあります。
コンパクトカーっぽくない、と感じたのは、このメーターパネルによるところも大きいのかもしれません。(新型はデジタルっぽいですけど…)
それでは今日はこの辺で。